なるほど告知欄じゃねーの

【キャリアハイ編】セイバーメトリクスの視点で見るNPB歴代最強打者ランキングトップ30 (83)

!jien
筆者は以前、「セイバーメトリクスの視点で見るNPB歴代最強打者ランキング」を作成した。歴代打者のキャリアでの貢献をセイバーメトリクスの手法で数値化し、比較を行ったのだ。ただこの手法で2022年シーズンを見た場合、特筆すべき事件が起こった。村上宗隆（ヤクルト）の大活躍である。ただ村上のプロキャリアはまだわずか5年。キャリアが長い方が有利な最強打者ランキングに今すぐ入ってくるわけではない。では単年シーズンを比較した場合、2022年の村上はどれほどの位置にくるのだろうか。今回は各打者の単年に限定して、歴代最強打者ランキングを作成してみたい。
ただし、普通に単年のランキングを作成すると、上位はある打者の名前で埋め尽くされてしまう。王貞治（読売）だ。なんとベスト10位のうち、8人が王になってしまう。それほど王の成績は圧倒的なのだ。これでは面白くないので、今回は各打者のキャリアハイに限定し、比較を行っていく。比較を行う指標はwRAA。リーグ平均レベルの打者に比べ、どれだけチームの得点を増やしたかを表す指標だ。
https://www.baseballchannel.jp/npb/148098/
※自演防止＠jien
※実況スレ

道作か

https://i.imgur.com/ZZGCVqG.jpg
1位には先ほども述べた王。セイバーメトリクスの視点でみた場合、55本塁打を放った1964年ではなく、この1973年が実はキャリアハイとなる。wRAAは92.9。この年の王は、リーグ平均の打者が出場する場合に比べ、チームの得点を約93点増やしていたことを意味する。出塁率は5割。筆者の試算では、この年、王が立った560打席をセ・リーグのどの打者が担当したとしていても、読売は最下位に終わっていた計算になる。凄まじい影響力である。

2位は1986年のランディ・バース（阪神）。バースはこの前年の1985年の活躍の方が、阪神の優勝とその後の社会的影響の大きさから映像でも取り上げられる機会は多い。ファンの記憶に残る姿もこの85年のものであろう。しかし実際には得点生産の観点からその貢献は1986年の方がはるかに大きく、wRAAでは1985年を20点以上も上回っている。しかし、この1986年のバースの映像はほとんど出回っていない。セイバーメトリクスによる評価と社会的な扱いが一致しない好例である。

そして2022年の村上は85.5で3位に入った。弱冠22歳の若手が伝説級の打者のキャリアハイを次々と抜かしていった。やはり2022年は歴史的なシーズンだったようだ。9月中旬の時点では、1位の王をも上回るペースで数字を伸ばしていただけに、やや伸び悩んだ印象すら覚える。

バースは打高年でセイバー上位の成績なのがおもろいよな

4位以下にはウラディミール・バレンティン（2013・ヤクルト）、アレックス・カブレラ（2002・西武）、小鶴誠（1950・松竹）、松井秀喜（2002・読売）、藤村富美男（1950・大阪）、柳田悠岐（2015・ソフトバンク）、落合博満（1985・ロッテ）と、伝説的なシーズンが並ぶ。

　なお本ランキングは、30人のうち13人が2000年代の記録となっている。プロ野球は2リーグ分裂以後だけで73シーズンが挙行された。そのうち23シーズンだけで13人なので、近年で発生率が上がっている。MLBへ移籍するルートが定着したために、今後は通算記録でランクインする選手は減少すると予想される。ただ単年で見た場合、逆の傾向になっているところが面白い。

ランキングにはベスト30からは漏れたが、藤村富美男（1949・大阪）、川上哲治（1940・読売）の記録も併記した。この記録は1リーグ時代のもの。1リーグ時代は試合数の関係などでランクインが難しいことから、別枠で取り上げている。

イチローがいないだけでゴミ指標やな

こういうスレはためになるな

ランキングについて、全体的な顔ぶれについてはほぼ想像されたものであろう。ただその並びについては様々な感想を持たれると思う。例を挙げると1950年はベスト10に小鶴誠（松竹）、藤村富美男（大阪）と複数名がランクインしている。これはこの年、よく飛ぶボールが使用されて打撃記録のスケールが大きくなりやすかったこと、8チームだったリーグを15チームとする大エクスパンションにより、選手間の差がつきやすくなった影響が大きい。NPB創設後２リーグ分裂を経て、現行のチーム数になるまでの成績は、扱いが難しい。

　ただこのうち、前者の打撃成績が大きくなりやすいシーズンがあるという問題については、「勝利換算」という概念を用いることで、対処することができる。得点が多く（または少なく）記録されるシーズンについては、チームの勝利を１つ増やすために必要な得点もわずかに増加（減少）する。この増減を把握するための式は既に公開されており、これによって求められる結果が「勝利換算」の値なのだ

セイバーメトリクスの考え方では最終的な目標は勝利であり、得点はそれを購入するための通貨にあたる。商品に当たる1勝を購入するために必要な得点（通貨）が折々で変化することはインフレ・デフレや為替レートなど、実生活でも身近に実感できるはずだ。セイバーメトリクス的にはwRAAよりもむしろこの勝利換算の値の方が本質的な実績と言えるかもしれない。この勝利換算についての歴代ベスト10をイラストに示す。この表も各選手のベストシーズンだけを拾っている。
https://i.imgur.com/OsxX2g9.jpg

この評価で村上宗隆は王貞治に次ぐ歴代2位にあたる利得をチームにもたらしたことになる。なお、この表で目立つのは9位の山内和弘（1956・毎日）ではないだろうか。この年の山内は打撃三冠のうち一つも獲得していない。旧来型の打撃成績では、歴史的な攻撃力を発揮したことを把握できないだろう。リーグが8チームで成立していたこと、年間154試合も挙行されていたことなど、やや数字が大きくなりがちな事情はあるが、それを考慮しても一般に山内の過小評価は定着してしまっている感がある。

>>9
なぜ野球スレになると急に3G民はなんGの血が騒ぐのか
これトリビアになりませんか

!live

さらに以下のイラストは試合数や打席数に左右されない１打席あたりのwOBA傑出である。これまで見てきたwRAAや勝利換算は打席に立てば立つほど数字を伸ばしやすい数字だったが、このwOBA傑出は1打席あたりの質を表している。打席に迎えた時に誰が最も危険だったかがわかるというわけだ。

ベスト10に大下弘（1951・東急）、長嶋茂雄（1961・読売）、ダリル・スペンサー（1965・阪急）が入るなど、さきほどまでとは少し毛色が変わり、やや古い時代寄りの記録が優勢になってくる。
https://i.imgur.com/0rH4p0M.jpg

バレ過小評価されてるよなぁ
あの年がまあ確変と言ってええけど

これは消化試合数も関係している。率系の数字は安定するまでにどうしても一定の試行数が必要で、打撃成績の場合は打席数が少ないほど上下にはじけた数字が出やすい。古い時代は試合数が少なかったゆえに成績の上振れが起こりやすく、ランキングに入りやすくなっているのだ。開幕当初は４割打者が普通に存在するのにシーズンが進むにつれいなくなるのと同じ理屈である。
歴代2位の数字をマークした大下もチーム102試合、出場は89試合に留まっているのが好例。戦前には38試合でwOBA傑出1.596をマークした中島治康（1938秋・巨人）や同じく38試合で1.566をマークした景浦將（1937秋・阪神）らが居るが、同列に扱うのは流石に難しいと考え、一応所属チームが100試合以上を挙行したシーズンを表の対象とした。

やっぱ本塁打だけでなく率も残せないとこういうランキングには乗ってこんのやな

名を連ねているのが面白いと思ったのはスペンサーだ。wRAAベスト30に入ったうち、打席数が500を下回っていた唯一の打者である。既にフル出場の難しい健康状態ではあったが打席あたりの実績が高く、打席に入ったときの威力（特に前半戦）はけた違いだったようだ。1965年は南海の野村克也が三冠王となったが、スペンサーの方がこの指標で高い評価となっていることは面白いコントラストである。

やきうスレが少なくて寂しいので立てました

>>9
日本やとops1.0すら超えたことないんやし妥当やろ

wRAA出してるならwRC+も出せるんやないんか？

バレは歴代で比較すると2013年の130試合547打席が相対的に少なくなる
基本はフルシーズン立てるのが上位の条件や

小鶴って161打点の時はかなり打高やったって言うけど
それ差し引いても凄いんやな

割と納得やな

>>22
実質イチローが1位でええな？

>>27
ええんちゃうの

村上の傑出度やばかったんやな
そんで最近の選手もそこそこおるんやな

村上はキャリアハイ更新できるか見ものやな
今年はWBCもあって難しくなりそうなシーズンに思えるけど

一人で優勝させられる王の異常性

>>29
野手はラビット時代がみんな均等に打撃成績が上がる環境だったからどうしても尖らず丸くなっちゃう

村神以外にもDHC山田とかスーパー筒香とかMVP丸とか入ってくるんやな

そらお爺ちゃん達はO氏を崇めるわっていう

あの年の山田って打撃だけでこれなんやな
これで盗塁王と平均以上のセカンド守備も備えてたと思うとすげーわ

だってどんな最下位チームでも4番王貞治にするだけで優勝できたわけだろ
ありえねえでしょ
そんなやつおる？

>>35
deltaだと2022村上のWAR10より上のWAR12を記録している

>>35
あの年の山田が単年warがNPB歴代最高値やっけ
単年war10超えって2015山田&柳田、2016坂本、2022村上の4人しか知らんけど
昔の人の補殺数とかで出す守備得点ベースのwarで10超えてるのってどんくらいおるんやろな

面白いスレやな

>筆者の試算では、この年、王が立った560打席をセ・リーグのどの打者が担当したとしていても、読売は最下位に終わっていた計算になる。

これヤバスギでしょ
一瞬勘違いしたけどイッチが計算したわけではないのね

>>38
ワンちゃんとセゲヲは確定やな

黎明期に活躍した別当薫と中西太は入って無いんやな結構傑出してそうやのに

2015年山田のWARは12.2
https://twitter.com/Deltagraphs/status/1239875895017394176

Tweet読み込み中...

?t=jdjdYlrlpPT0ATMBkZvoLA&s=19

ちな2022年山田のWARは4.0

去年の山田も散々不調とか言われつつWAR4だもんなあ

>>40
面白い記事があったのでスレ立てしただけや
すまんな

>>32
なるほど2010まで丸々抜けてるのはそういうことか

>>41
セゲオって守備も良かったんやっけ？
記録より記憶に残る選手みたいな感じやけど
記録としても歴代でかなり上位の選手みたいやもんな

何やかんやでDELTAの2022年WARやとセ・リーグ4位やけど全盛期と比較するとどうしてもね

https://i.imgur.com/ntO1cZC.png

衰えた山田だの衰えた坂本だのでもリーグ最上位クラスあるもんな
こいつらの全盛期にオールスターや代表で二遊間組んでたのONやイチローみたいに数十年後でも語られると思うわ

ガイドラインに許可無く転載することを固く禁じますって書いてるけどこんな丸コピして許可取ってるんか？
出版系の株式会社が運営してるサイトっぽいけど

>>47
セゲオは指標ヤバいからな
記録よりも記憶だと思われてたけど最新の記録だとヤバいという

>>38
NPB statsだと昔の大台到達はこんな感じ
当たり前だけど基本はセンターラインで打撃良い奴が高くなる
RFベースだと2015秋山とかも10.0を超えたりする

1950藤村富美男　12.2
1950小鶴誠　11.3
1956豊田泰光　11.4
1956山内一弘　10.2
1963長嶋茂雄　12.2
1973王貞治　11.8
1995イチロー　10.7
2002松井稼頭央　10.8
2002カブレラ　10.2
2002松井秀喜　10.7
2006福留孝介　10.7

>>48
塩見はまだなんか分かるけど
岡林と吉川がそんな凄いって言われてもなんかホンマか？って気持ちなるな

>>50
許可取りなんてしてるわけないだろうし普通に規約違反やろな

岡林はDELTAとその他のWARの乖離が大きいって点が議論を呼ぶわけやけど
岡林おらんかったら中日はもっとヤバかったって事なんやろ多分…

>>50
丸コピは駄目そうやな

dデータってのは知らんけど別の調査でも5あるなら十分高いやろ
守備貢献ってテレビ中継じゃ微塵もわからんしそもそも印象ってのが一番乖離してると思うわ

岡林は打撃走塁で基本のWAR4.0があって
そこから守備でどれくらい変わるかって感じやな

>>50
草

王の時代はストライクゾーンガバガバで王だけゾーンが狭かったとか言うけどそういうのは計算できないんやろか

>>9
イチローのキャリアハイはMLBやね

>>60
これも当たり前やけど王のisoDは一本足になる前から.100越えてて
4年目の55本打つ前から出塁率ぶっ壊れてる時点でやっかみにしかならんのよな🙄

>>57
dデータはデータスタジアムが出してる奴やなかったか
UZRを12球団かリーグ別で出してるかみたいな違いがある

>>50
それ言っちゃうとURL貼るだけでもクリッピングになるらしいからなあ
まあ確かに本文まるっとは流石にだが

上位の大半が打撃特化やから
勝利貢献度だとセゲオや山田は最上位と大差無くなるんやろね

>>63
はへー
ズレてたりズレてなかったりするのも納得やな

>>48
何やかんや山田ってすごいんやな

>>52
セゲオ凄いな
藤村富美男って記録系のスレでしか見ないけどそんな凄いんか

>>68
藤村富美男はその長嶋の憧れの選手やな
時代を考えても1950年は355塁打出塁数291(191安打100四球)だからWARがそれだけ高くなる

>>47
ショートの範囲のボールも強奪してたとか聞くし範囲はかなり広かったと思うで
小坂が初芝のボールも処理してたのの逆やな

>>53
吉川尚ってパワーのパラメータを走力に振った菊池涼介みたいなもんやろ?
妥当ちゃうか?

>>68
元締虎やぞ

>>71
間違いなく優秀やし去年離脱してる間の巨人クソ弱かったけど
やっぱ守備で荒稼ぎするタイプの選手のwarってイメージより高いなって思う
イメージが守備過小評価って話になるんやけど

岡林だけはまじで納得いかんこいつが他のチームの選手やったらWAR2は最低でも下がってる

>>74
なんで下がるん？

O氏凄すぎんよ～

全盛期山田と村上でON砲の再来を見たかったわ

>>77
ワイもや😔

>>77
確か江夏が言ってたんやったか、
「ぶっちゃけNを超える打者は何人かおる。Oを超える打者もいずれ出てくるかもしれん。けどこんな2人が並ぶONはもう出てこんやろなあ」

>>50
ほんまこれ守ってほしい
自分から掲示板を捨ててる事と同義や

>>75
他の球場でもホームランが出ない
広い球場のおかげで単打が二塁打や三塁打になる
守備範囲の傘増しができる
球場補正が大きすぎる

>>81
岡林のWARってサンタナとポランコが居た事のが大きくね?UZRって相対指標やろ?
坂本がアホみたいな数字出した時も倉本やら劣化鳥谷が居たからちゃうん?

>>82
データスタジアムだとそんなに突出してないからデルタの計測に問題があるだけや

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