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神話学習スレ inバリュケー (170)

1 ニヒケー元コテ ◆AbDmhTCTZY 2021/06/21(月) 01:42:00.40 ID:tyHKSB/s0
ギリシャ神話やローマ神話やエジプト神話について学習スレでふ
日本神話は日本綜合スレでもこのスレでも構いません

121 ZEUS208 ◆CJh/Tcvz2E 2021/11/22(月) 13:59:27.32 ID:QFZZwq7K0
物語ではミーミルの泉の水を求めたからだと言われております
ミーミルの泉はユグドラシルの根の伸びた先にあるヨツンヘイムの泉で、管理者のミーミルはこの泉の水を飲むことで広い知識を有していたとされています
オーディンは知識を得るためには我が身を犠牲にすることを厭わない知識欲旺盛な面があり、他にルーン文字を得た際も自らの身を犠牲として捧げています

この物語は真の知識を得られるのであれば、たとえ己の目を失うことになっても惜しくはないという
智慧がいかに高潔であるかを教訓とするものだと解釈されています
余談となりますがヘイムダルも同様に力を得るためにミーミルに耳を捧げたという説がありますが、これは比較的新しい考えで主流のものではないようです

122 一般名無し質問者 2021/11/27(土) 15:49:40.63 ID:iJotz/R30
なぜ神はバベルの塔に怒ったのでしょうか?

123 ZEUS208 ◆CJh/Tcvz2E 2021/11/29(月) 14:38:35.11 ID:s1KK3NAW0


一般的には天に届く塔を作ろうとした人間の傲慢を罰するためと言われています
創世記は物事の始まりを語ることが主題で、バベルの塔の話が記された11章は地域によって言語が分かれている理由とノアの系譜が主題であり
バベルの塔自体は実はそれほど重要ではないので、あまり解釈が発展しません
そもそも塔を立てた理由が有名になりてえくらいしか書かれてないんですよね

124 ZEUS208 ◆CJh/Tcvz2E 2021/11/29(月) 14:49:02.35 ID:s1KK3NAW0
なおバベルの塔を立てた理由ですが、高名になりたいという野心のほか
天(神の領域)と地の境界を越えるため、新しい技術への過信、大洪水からの避難が目的などの説があります
創世記に書かれているのは「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」という内容のみです

125 一般名無し質問者 2021/12/02(木) 08:35:03.28 ID:Fi5nDkzZ0
なぜ湖の乙女はアーサー王に仕えたマーリンを沈めたのに円卓の騎士と結婚したのでしょうか?

126 ZEUS208 ◆CJh/Tcvz2E 2021/12/06(月) 10:59:45.91 ID:X996XH3h0
マロリー版のニミュエのことと思いますが、彼女の振る舞いはメタ的に言えば話の都合の為に捻じ曲げられているという指摘があります
そもそもマロリーのアーサー王の死は様々な伝説を一つにまとめて脚色を施して作られたものなので齟齬も出ており、ニミュエの性格付けも場面によって変わってしまいます

ランスロにおいてはニミュエに相当する湖の乙女はメルラン(マーリン)を騙して幽閉する悪役ですが、後期流布本のメルラン物語では互いの愛情と運命故に乙女とメルランは二人の世界に閉じこもることとなります
更にメルラン続伝では湖の乙女はメルランに対する深い憎しみから彼を幽閉するに至ります
この様にマーリンの最期について、湖の乙女の立ち位置は諸説ありややこしいことになっています

マロリー版ではメルラン続伝に近い物語となっておりますが、その後わざわざ憎いはずのマーリンの後を継ぐかのように円卓に力を貸しているので不自然に写ります
実はマーリンを深く愛していたから円卓に力を貸したとする見方もあれば、単に湖の乙女は気まぐれであるなどこれといって有力な説はありません
湖の乙女とペレアス卿の結婚はマロリーによって創作された展開なのですが、その辺りの整合性を取らなかったとするのが実態でしょうか

127 一般名無し質問者 2021/12/15(水) 23:22:18 ID:Fx0cAYudI
オシリスが冥界を支配する存在というのは後世の作り話であるという言説はマジなのですか?

128 ZEUS208 ◆CJh/Tcvz2E 2021/12/16(木) 09:08:29 ID:yHRlKp0a0
現存するオシリスの物語で最も古いものはプルタルコスのモラリアに記されているものです
その他にも古くオシリスについて書かれた資料はあるものの、物語の形を取っているものはやはりプルタルコスのものになると思います
モラリアの記述を信じるのであればオシリスは死者を滑る者であり、ギリシアのハデスに相当するとされているので冥界の支配者という認識は決して間違いではありません
しかしプルタルコスの記述はエジプトでオシリスの信仰が生まれてから数千年が経ってから初めて著されたものです
ギリシア的な解釈が介在している可能性は否めませんが、それまでに断片的に残っていたオシリスの情報とそこまで乖離があるようにも見えません
信仰は時代によって変わるためオシリスが元々冥界の王でなかった可能性も充分にあるが、現在最も信頼できる原典では冥界の王と考えて間違いないといったところでしょうか

129 一般名無し質問者 2021/12/16(木) 10:01:44 ID:UrGnGcZc0
なぜクリームヒルトはジークフリートの死を悲しんで喪に服していたのにエッツエルと再婚したのでしょうか?

130 ZEUS208 ◆CJh/Tcvz2E 2021/12/16(木) 11:38:30 ID:7o/pnT3c0
夫を殺された復讐を遂げるためにエッツェルの力を利用しようとしたからです
ニーベルンゲンの歌の物語後半はこれが主題になります

131 unknown.Level3.net 2021/12/25(土) 09:16:46 ID:5XVuuaSl0
なぜイエスは馬小屋で生まれたのでしょうか?

132 ZEUS208 ◆CJh/Tcvz2E 2022/01/04(火) 04:03:02 ID:ymyP+8nfI
ご回答が遅れ申し訳ございません
イエスが馬小屋で生まれたことには実はあまり意味がありません
むしろ聖書では馬小屋で生まれたと確定できる箇所が無いのです
根拠となるのはルカ福音書となりますが、あくまで家畜の餌場に生まれたイエスを寝かせただけであり、馬小屋で生まれたとは記されていません
餌場に寝かせたのも、宿屋に泊まることが出来なかったからだと理由が書いてある為、馬小屋で産みそのまま餌場に寝かせたとは考えにくいのです
新約聖書の成立から数百年の間に生まれた外典において、イエスは洞窟で産まれ家畜小屋の餌場に置かれたとされたものもあります
更に1000年近くの時が経つと、イエスは馬小屋で生まれたとする記述も見られ始めるようになります
聖書ではあくまで生まれた場所を明確にしていませんが、家畜小屋の餌場に置かれたイメージが、長い時を経て徐々に馬小屋で生まれたというように変化が生じていったようです

133 一般名無し質問者 2022/01/04(火) 11:53:15 ID:mB4W9jxdI
お久しぶりです
素晴らしい回答者がいると思った瞬間でした

134 一般名無し質問者 2022/01/19(水) 10:19:31 ID:UDTtW+QJI
なぜ北欧神話には世界の終焉(ラグナロウ)を前提とした考えがあるのでしょうか?

135 一般名無し質問者 2022/02/11(金) 21:40:58 ID:6HSK18JM0
今日建国記念の日なので

神武天皇はなぜ第四子なのに初代天皇として即位したのでしょうか?

136 しば塾 ◆2Vesh.FSeQ 2022/02/11(金) 22:36:15 ID:SXYjo4rD0
>>135
おそらく古代日本には未子相続の習慣があったからです、神武天皇に限らず
古代日本では長男ではなく末の子が王位を継承した事例がたくさんあり
遊牧民社会のような末子相続が行われていたのではないかと言われています。
ただ残された史料が少ないので本当にあったのかそしてどうしてなのかと言った
ことはあまり良く分かってないです。

137 知恵熱 知恵熱
知恵熱

138 一般名無し質問者 2022/03/10(木) 09:54:14 ID:6I+KeKVY0
なぜキリストはユダヤ教の神殿で大暴れしたのでしょうか?

139 一般名無し質問者 2022/03/29(火) 10:39:53 ID:KeC7Bln50
なぜガネーシャは鼠に載った姿で描かれることが多いのですか?

140 一般名無し質問者 2022/05/03(火) 10:10:21 ID:j3B5kFYE0
なぜキリストや釈迦は特殊な方法で生まれる必要があったんでしょうか?

141 一般名無し質問者 2022/05/05(木) 04:13:09 ID:NV1IVOyk0
>>140
それは特別な存在としての箔付けのためでしょう
たぶん後世の後付けでしょうが、いつごろからそういう話になったのかは気になりますね

142 一般名無し質問者 2022/05/07(土) 02:08:16 ID:EUEUTOwY0
>>139
https://www.lala-fukuoka.jp/?mode=f8
ガネーシャとネズミ
ガネーシャの足元には先の神話にも登場したネズミが描かれていることが多く、これにも理由があります。

ガネーシャが幼い頃、巨大なネズミが彼の友達を怖がらせるようになった。
このネズミの名前は「ムシカ」、元は神々の中の帝王に仕える半神半獣の奏楽神団でした。
ムシカはうっかりヴァマデーバというリシ(神話上の賢者、聖者たち)の足を踏んでしまったことから呪いによってネズミに変えられたと言われています。
ガネーシャはこれを縄でとらえ、ヴァ―ハナにしました。
この逸話から、ガネーシャには「暗闇で増えるネズミの如くとりとめなく湧いてくる雑念を追い払う」という力があると。
また、ネズミは欲望と無智の象徴。
そのネズミをヴァーハナとし乗りこなすことができるガネーシャはそれを完全にコントロールできる聡明さを表現しています。
また大きな象が小さなネズミに乗るということからガネーシャ神はなんでも出来るということを表しているとも。

※ヴァーハナは神々の乗り物。
シヴァはナンディン(乳白色の牡牛)、ヴィシュヌはガルーダ(鷲)、ブラフマーはハンサ(白鳥)をそれぞれ従えています。

143 一般名無し質問者 2022/05/07(土) 02:08:45 ID:/+USUP900
こういった経緯からかインドではネズミを捕るとされるネコは好まれず、野良ネコなんかはあまり見かけないようです。
またシヴァのヴァーハナである牛は現代でも神聖視されていたり、ヴィシュヌのガルーダはタイやインドネシアの国章にもなったりしています。

またムシカの登場するインド神話のひとつに
『シヴァはガネーシャとスカンダにこの世界をどちらが早く3周できるかという競争をさせた。
スカンダが俊足の孔雀(パラヴァーニ)に乗って世界を回る間に、ガネーシャは「自分にとって両親こそがこの世界です」と、ネズミ(ムシカ)に乗り両親の周りを3周したのであった。
シヴァ神はこの知恵と言葉に感動し「物事の始めにガネーシャ神に祈りを捧げよと命じた』
というものがあります。
スケールからしてとんでもないお話ですが、事業の開始・商業の神様と言われ、幸福・成就・安定を祈願するという文化はここから生まれたのかもしれません。

144 一般名無し質問者 2022/06/30(木) 10:02:44 ID:ksAR3N2U0
なぜ大国主と国づくりをしたスクナヒコは小人として表現されたのでしょうか?

145 一般名無し質問者 2022/07/01(金) 23:01:20 ID:bx44X/7L0
https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%92%E3%82%B3%E3%83%8A
古事記では、出雲の御大(美保)の岬にいた大国主神の下に、波の彼方から天乃羅摩船(アメノカガミブネ)に乗り、蛾の皮の着物を身にまとう小さな神が現れた。
その神は大国主神が名を尋ねても答えず、大国主神配下の神も見当がつかなかったが、すると谷蟆(タニグク、ヒキガエル)が久延毘古(クエビコ)なら知っているはずと教示した。
久延毘古に尋ねると、その小さな神は『神産巣日神の子、少名毘古那神』であると判明した。
そこで高天原の神産巣日神のところに行くと、少名毘古那を自分の指からこぼれ落ちた子と認め、少名毘古那に『大国主神と兄弟になって国を造り固めなさい』と命じた。
そして二神は協力し合って国を造り固め、その後に少名毘古那神は常世の国に去って行った。

らしいです

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155 一般名無し質問者 2023/01/10(火) 20:08:03 ID:yfsefxlA0
なぜソドムとゴモラは性の乱れた街扱いされていたのでしょうか?

156 ZEUS208 ◆CJh/Tcvz2E 2023/01/12(木) 09:27:17 ID:F9etc5Bc0
ソドムとゴモラについては聖書中様々な場所で記述が見られますが、特に性的な行為の根拠とされるのはユダの手紙によるものです
>主は、自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たちを、大いなる日のさばきのために、永久にしばりつけたまま、暗やみの中に閉じ込めておかれた。
>ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。
これによれば、堕天使の行いとソドム・ゴモラの行いを同一のものとみなしています
すなわち、神への不服従です

堕天使を「永久に縛り付け、暗闇に閉じ込めた」とされていますが、これに合致する記述がエノク書に見られます
>アザエルを捕縛せよ。彼の手と足を縛れ、彼を暗黒の中に投げ入れよ
ここでのアザエルの罪とは「人間に欲情し性交したこと」と「人間に道具を伝えたこと」の二つです
前者は言わずもがな、後者もこれにより女が男に媚を売るようになったことが明示されています

よってまず神へ背いた行いを堕天使がしており、ソドムとゴモラの宗教的不道徳をそれに合わせたという見方が出来ます
もちろん、そのままストレートにソドムとゴモラは偶像崇拝(=異教徒)の町であり、主の教えにそぐわない奔放な性行為が行われていたと解釈することも出来ますが

なお「ソドム、ゴモラも、まわりの町々も」とあるように他にもアデマとゼボイムという町が同じ様に不道徳により滅ぼされているのですが、これらはあまり知名度が無いようです

157 一般名無し質問者 2023/01/13(金) 07:21:55 ID:JSjsI4Eh0
ZEUS208師お久しぶりです
出会いに感謝


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