44 - 一般名無し質問者 2021/08/21(土) 11:30:29.69 ID:EeHAA01k0
上記内容では不足があったように思われるので補足します
匿名掲示板はその初期から非常に強力な馴れ合い文化があり、住民が同じ属性・言動・価値観のもとにあることを促していました
一方でネット上の創作が発達するにつれてコンテンツを供給する側・受け取る側という二分法が明らかになり、この格差は馴れ合いの障害となりました
この文脈のもとで匿名掲示板で著作権侵害や誹謗中傷がコンテンツとして成長したのは偶然ではなく
コンテンツを生み出す側に違法行為という弱みを付与することで供給者がコミュニティの外部での利益を得ることを妨害し格差問題を先送りにすることに成功したのです
これは当然インターネットのコンテンツ制作を大幅に委縮させることになり、結果的には供給者離れを招いて匿名/アンダーグラウンドコミュニティの衰退を引き起こしました
かつてニコニコのゲーム実況は著作権侵害の庇護のもとアンダーグラウンドの括りに位置付けられており嫌儲思想が影響を持っていたものの
企業による公認化の流れでこの前提が崩れたことへの反感から大規模荒らしが発生し、多くの投稿者が追放の憂き目にあったようです
youtubeなどインフルエンサーが報酬を得るコミュニティは彼らの受け皿として成長したものであり、格差の肯定は掲示板時代からの前進の一つでした
そこで新たに生じた問題は良質なコンテンツの制作と影響力の獲得は投稿頻度から見て全く相反するものだったことです( )
動画制作について英語圏ではチーム制を取り入れること、スポンサーシップやクラウドファンディングなど報酬をかさましすることで
この問題にあたったのですが、当職の知る限り日本語圏でこの動きはほぼ見られませんでした(教育系動画綜合にお勧めを載せています)
実際チーム制だけならあるにはあるのですがむしろ法人ほど粗悪なコンテンツの濫造で知られている状態です