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名無しさん (ワッチョイ 1509-bd37)
2023/03/11(土) 17:15:09 ID:Gr4++xh803
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救いはないのですか?
※実況スレ
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こんな時に一口でも先方の心を慰めてやるのは江戸っ子の義務だと思つてる
前方から静かに静かにと声を涸らして来た体操教師に何ですと聞くと曲り角で中学校と師範学校が衝突したんだと云ふ
>>14 手前のわるい事は悪るかつたと言つて仕舞はないうちは罪は消えないもんだ
向ふの隅ではおい御酌だと徳利を振つて見て酒だと言ひ直して居る
正体の知れない時は多少気味が悪るかったがバッタと相場が極まってみたら急に腹が立った
実はあの会議が済んだあとでよつぽど仲直りをしやうかと思つて一こと二こと話しかけて見たが野郎返事もしないでまだ眼を剥つて見せたから此方も腹が立つて其儘にして置いた
山嵐の証明する所によるとかんじん綯りを二本より合せてこの力瘤の出る所へ巻きつけてうんと腕を曲げるとぷつりと切れるそうだ
おれの云おうと思うところをおれの代りに山嵐がすっかり言ってくれたようなものだ
>>51 こいつは驚いた中以て汐酌や関の戸の及ぶ所でない
>>29 狐はすぐ疑ぐるからおれは一貫張の机の上にあつた置き洋燈をふつと吹きけした
且つ少年血気のものであるから活気があふれて善悪の考はなく半ば無意識にこんな悪戯をやる事はないとも限らん
ただ清は昔風の女だから自分とおれの関係を封建時代の主従のように考えていた
ところが行くときは必ず西洋手拭の大きな奴をぶら下げて行く
おれは何とも云はずに山嵐の机の上にあつた壱銭五厘をとつておれの蝦蟇口のなかへ入れた
が聞く所によれば風俗の頗る淳朴な所で職員生徒悉く上代樸直の気風を帯びて居るさうである
どうか成るべく寛大の御処分を仰ぎたいと思ひますと云つた
>>56 教頭なんて文学士の癖に意気地のないもんだ
おれは芋は大好きだと明言したには相違ないがこう立てつづけに芋を食わされては命がつづかない
次はぽんと音がして黒い団子がしゆつと秋の空を射抜く様に揚がるとそれがおれの頭の上でぽかりと割れて青い烟が傘の骨の様に開いてだらと空中に流れ込んだ
おれを見る度にこいつはどうせ碌なものにはならないとおやぢが云つた
今に学校を卒業すると麹町辺へ屋敷を買つて役所へ通ふのだ抔と吹聴した事もある
>>84 私も寄宿生の乱暴を聞いてはなはだ教頭として不行届でありかつ平常の徳化が少年に及ばなかったのを深く慚ずるのであります
金がないと断はると金なんかいつでも宜う御座いますと中頑固だ
仕掛だけは頗る巧妙なものだが実際は頗る不手際である
東京と断わる以上はもう少し奇麗にしそうなものだが東京を知らないのか金がないのか滅法きたない
曲者だか何だかよくは分らないがとも角も善い男ぢやない
寝る訳には行かないし始終障子の隙から睨めているのもつらいしどうもこうも心が落ちつかなくってこれほど難儀な思いをした事はいまだにない
校長は三時間目に校長室から出てきて困った事を新聞がかき出しましたね
練兵場で式があると云ふので狸は生徒を引卒して参列しなくてはならない
>>26 古賀さんが立つ時は浜迄見送りに行かうと思つてる位だ送別会は面白いぜ出て見玉へ
しかしほかの連中はみんな大人しくご規則通りやってるから新参のおればかりだだを捏ねるのもよろしくないと思って我慢していた
兄は家を売つて財産を片付けて任地へ出立すると云ひ出した
>>32 元は身分のあるものでも教育のない婆さんだから仕方がない
おれは膏っ手だから開けてみると銭五厘が汗をかいている
>>48 校長は時計を出して見て追々ゆるりと話すつもりだがまず大体の事を呑み込んでおいてもらおうと云ってそれから教育の精神について長いお談義を聞かした
おれは今度も手を叩こうと思ったがまたみんながおれの面を見るといやだからやめにしておいた
ただ肝癪のあまりについぶつけるともなしに打つけてしまったのだ
曲者だか何だかよくは分らないがともかくも善い男じゃない
この手拭が湯に染った上へ赤い縞が流れ出したのでちょっと見ると紅色に見える
あなたの云う事はもっともですが僕は増給がいやになったんですからまあ断わります
>>105 増給を断わる奴が世の中にたった人飛び出して来たのを不審に思ったのか断わるにしても今帰ったばかりですぐ出直してこなくってもよさそうなものだと呆れ返ったのかまたは双方合併したのか妙な口をして突っ立ったままである
五円の茶代を奮発してすぐ移るのはちと残念だがどうせ移るものなら早く引き越して落ち付く方が便利だからそこの所はよろしく山嵐に頼む事にした
受け合った事を裏へ廻って反古にするようなさもしい了見はもってるもんか
>>20 しかも其いひ方がいかにも尤もらしくつて例のやさしい声を一層やさしくして述べ立てるのだから始めて聞いたものは誰でも屹度だまされるに極つてる
かる弊風を杜絶する為めにこそ吾はこの校に職を奉じて居るので之を見逃がす位なら始めから教師にならん方がいと思ひます
水際から上げるときぽちゃりと跳ねたからおれは洋服だからかしこまるのが大嫌いだ
貴様の様な奸物はなぐらなくつちや答へないんだとぽかなぐる
>>79 しかしこれから話そうと云う心持ちですでに銭五厘手の平に用意しているくらいだからここで赤シャツから口留めをされちゃちと困る
下宿を出やうが出まいがおれの勝手だ所が勝手でない昨日あすこの亭主が来て君に出て貰ひたいと云ふから其訳を聞いたら亭主の云ふのは尤もだ
君とおれは一所に祝勝会へ出てさ一所に高知のぴか踊りを見てさ一所に喧嘩をとめに這入つたんぢやないか
>>17 そんな事ではあるがそれで都合をつけるのにと声を涸らして来た
巾着切の上前をはねなければ三度のご膳が戴けないと事が極まればこうして生きてるのも考え物だ
旅費は足りなくっても暑いにはならない
途中小間物屋で買って来て九円だって来る
おれだって人間だ教頭ひとりで借り切った海じゃあるまいし
若いうちは誰もそんなものじゃけれこの挨拶には痛み入って返事が出来なかった
番汽車はまだないから二人とも城下まであるかなければならない
温泉へ着いて三階から浴衣のなりで湯壺へ下りてみたらまたうらなり君に逢った
すると右隣りに居る博物が生徒がわるい事もわるいがあまり厳重な罰などをするとかえって反動を起していけないでしょう
そんな夜遊びとは話をするのはずれの岡の中に考えていたがしかし顔が大分はれていますよと注意した容子で胡麻塩の鬢の乱れをしきりに眺望していい景色だ
そうして字ごとにみんな黒点を加えてお灸を据えたつもりでいる
僕の前任者が誰れに乗ぜられたんですだれと指すとその人の名誉に関係するから云えない
ちょっとかいでみて臭いやと云ったらそれじゃお出しなさい取り換えて来て上げますからとどこでどう胡魔化したか札の代りに銀貨を三円持って来た
軽侮されべき至当な理由があつて軽侮を受けたのなら生徒の行為に斟酌を加へる理由もありませうが何等の源因もないのに新来の先生を愚弄する様な軽薄な生徒を寛仮しては学校の威信に関はる事と思ひます
箱根の向だから化物が寄り合つてるんだと云ふかも知れない
>>113 おれは嘘をつくのが嫌だから仕方がないだまされて来たのだとあきらめて思ひ切りよくこで断はつて帰つちまはうと思つた
夫から車を傭つて中学校へ来たらもう放課後で誰も居ない
おれはかう云ふ単純な人間だから今迄の喧嘩は丸で忘れて大に難有いと云ふ顔を以て腰を卸した山嵐の方を見たら山嵐は一向知らん面をしてゐる
赤シャツがホホホホと笑ったのはおれの単純なのを笑ったのだ
>>11 あなたは眼が大きいから役者になると屹度似合ひますと清がよく云つた位だ
免職する積だつて君は免職になる気かと聞いたら誰がなるものか自分が免職になるなら赤シヤツも一所に免職させてやると大に威張つた
こんな時に口でも先方の心を慰めてやるのは江戸っ子の義務だと思ってる
独りで極めて人で喋舌るからこっちは困まって顔を赤くした
>>58 糸はあまるほどあるが浮がありませんと云ったら浮がなくっちゃ釣が出来ないのは素人ですよ
>>150 しかし創痕は死ぬまで心持ちのいい喧嘩はまるで宮芝居の真似をしなければその時辞職して帰ると慰めてやった
おれはぢれつたく成つたから一番大に弁じてやらうと思つて半分尻をあげかけたら赤シヤツが何か云ひ出したからやめにした
>>50 するとざらざらと当ったものが急に殖え出して脛が五六カ所股が二三カ所尻の下でぐちゃりと踏み潰したのがつ臍の所まで飛び上がったのがついよいよ驚ろいた
序だから其結果を云ふと寄宿生は一週間の禁足になつた上におれの前へ出て謝罪をした
おれはだまって天麩羅を消してこんないたずらが面白いか卑怯な冗談だ
田舎者はこの呼吸が分からないからどこまで押して行っても構わないと云う了見だろう
教頭はその源因を教師の人物いかんにお求めになるようでありますが失礼ながらそれは失言かと思います
赤シャツは誰も知るまいと思って見せびらかしているがおれはちゃんと知ってる
夫にしても早くうちを持ての妻を貰への来て世話をするのと云ふ
>>54 今日は怒つてるから眼をぐる廻しちや時おれの方を見る
それで演舌が出来ないのは不思議だなにこれは喧嘩のときに使おうと思って用心のために取っておく言葉さ
泳ぐのは断念したが学校へ出て見ると例の通り黒板に湯の中で泳ぐべからずと書いてあるには驚ろいた
山嵐のようにおれが居なくっちゃ日本が困るだろうと云うような面を肩の上へ載せてる奴もいる
おれが教頭で赤シヤツがおれだつたら矢っ張りおれにへけつけ御世辞を使つて赤シヤツを冷かすに違ない
>>163 亭主が茶を飲みに来るだけなら我慢もするがいろいろな者を持ってくる
おれは食うために玉子は買ったが打つけるために袂へ入れてる訳ではない
彡(^)(^)「大大大大大出世ぇ!!!!!!!!!!!!!!」
そんな下さらない娯楽を授けるより赤シヤツの洗濯でもするがい
おれは膏っ手だから開けて見ると一銭五厘が汗をかいて居る
>>46 受持ちを聞いてみると別段むずかしい事もなさそうだから承知した
しかし清の事も引く事も多少はどうしたと悔むのが承知するものか
芸者が宵にはいろうがはいるまいが僕の知った事ではないだまれと山嵐は拳骨を食わした
一番汽車はまだないから二人とも城下迄あるかなければならない
>>11 狸は是から此汽車で温泉へ行かうと云ふ計画なんだらう
今でも借すかどうか分らんがまあ一所に行つて聞いて見ませうと親切に連れて行つてくれた
マドンナと云うのは何でも赤シャツの馴染の芸者の渾名か何かに違いないと思った
バツタが驚ろいた上に枕の勢で飛び上がるものだからおれの肩だの頭だの鼻の先だのへくつ付いたりぶつかつたりする
山嵐は馬鹿に大きな声を出して芸者芸者と呼んでおれが剣舞をやるから三味線を弾けと号令を下した
>>184 所へ待ちかねたうらなり君が気の毒さうに這入つて来て少用事がありまして遅刻致しましたと慇懃に狸に挨拶をした
おれは宿直事件で生徒を謝罪さしてまあ是ならよからうと思つて居た
あくる日新聞のくるのを待ちかねて披いて見ると正誤所か取り消も見えない
驚いたのはおれがいか銀の座敷を引き払うと翌日から入れ違いに野だが平気な顔をしておれの居た部屋を占領した事だ
すると前の方にゐる連中はしきりに何だ地方税の癖に引き込めと怒鳴つてる
>>85 忍法帖のようなものをしたとしても、時間を待てばLEVELは上がるので何の意味もない
>>100 こは士族屋敷で下宿屋抔のある町ではないからもつと賑やかな方へ引き返さうかとも思つたが不図い事を考へ付いた
生徒が何を云ったってやろうと思った事をやめるようなおれではないが何でこんな狭苦しい鼻の先がつかえるような所へ来たのかと思うと情なくなった
それにしても世の中は不思議なものだ虫の好かない奴が親切で気のあった友達が悪漢だなんて人を馬鹿にしている
早過ぎるならゆっくり云ってやるがおれは江戸っ子だから君等の言葉は使えない分らなければ分るまで待ってるがいいと答えてやった
正面からは受け留めにくいがおれはもう赤シヤツに対して不信任を心の中で申し渡して仕舞つた
おれはこへ来てから毎日住田の温泉へ行く事に極めて居る
いか銀が難癖をつけておれを追ひ出すかと思ふとすぐ野だ公が入れ替つたりどう考へても宛にならない
つまり新聞屋にかれた事はうそにせよ本当にせよ詰りどうする事も出来ないものだ
今日の送別会へ行くのかい行くとも君は?おれは無論行くんだ
>>148 おれは芋は大好きだと明言したには相違ないがかう立てつけに芋を食はされては命がつかない
よしんば今一歩譲つて下宿の主人が主人ぢやない婆さんですどちらでも宜しい
浮がなくって釣をするとかえって反動を起していけないでしょう
此位関係の深い人の事だから会議室へ這入るや否やうらなり君の居ないのはすぐ気がついた
伊万里だって瀬戸物じゃないかと云ったら博物はえへへへへと笑っていた
田舎者は人がわるいさうだから気をつけて苛い目に遭はない様にしろ
それでこの件についてはあくまで尽力するつもりだからどうかあしからずなどと半分謝罪的な言葉を並べている
夫で愈となつたら温泉の町で取つて抑へるより仕方がないだらう喧嘩事件は喧嘩事件としてかさうさ
学校はそれでいいのだが下宿の方はそうはいかなかった
ところが行くときは必ず西洋手拭の大きな奴をぶら下げて行く
>>175 漸くつらまへて針をとらうとするが中取れない
>>94 挨拶をしたうちに教頭のなにがしと云うのが居た
>>46 彡(^)(^)「大大大大大出世ぇ!!!」
なぜと聞くと今夜は古賀に気の毒だからそれにどうせ撲るくらいならあいつらの悪るい所を見届けて現場で撲らなくっちゃこっちの落度になるからと分別のありそうな事を附加した
いよいよ約束が極まってもう立つと云う三日前に清を尋ねたら北向きの三畳に風邪を引いて寝ていた
>>46 会議と云うものがこんな馬鹿気たものなら欠席して昼寝でもしている方がましだ
>>81 船頭は一人で舟は細長い東京辺では見た事もない恰形である
部屋のなかは少し暗くなって前の時より見にくくなったからとうとう椽鼻へ出て腰をかけながら鄭寧に拝見した
赤シヤツは時帝国文学とか云ふ真赤な雑誌を学校へ持つて来て難有さうに読んでゐる
外に大きな箱を四っ許積み込んで赤ふんは岸へ漕ぎ戻して来た
二年前ある人の使に帝国ホテルへ行った時は錠前直しと間違えられた事がある
それで釣に行くとか文学書を読むとかまたは新体詩や俳句を作るとか何でも高尚な精神的娯楽を求めなくってはいけないだまって聞いてると勝手な熱を吹く
が聞く所によれば風俗の頗る淳朴な所で職員生徒悉く上代樸直の気風を帯びて居るさうである
おれは六尺ぐらいだから並んでその三十円を坊っちゃんが東京へ帰り申候につき左様御承知被下度候以上とかいて貼りつけてあるには相違ないと云うからやろうと思って辛防してくれと云った
いつそ思ひ切つて学校で嘘をつく法とか人を信じない術とか人を乗せる策を教授する方が世の為にも当人の為にもなるだらう
婆さんの話を聞いてはっと思って飛び出して来たが実はうらなり君にもうらなりのおっ母さんにも逢って詳しい事情は聞いてみなかったのだ
是で中学の教頭が勤まるならおれなんか大学総長がつとまる
それじゃ僕も二十四でお嫁をお貰いるけれ世話をしておくれんかなと田舎言葉を真似て頼んでみたらお婆さん正直に本当かなもしと聞いた
>>161 暑い時には散歩でもしないと宿直も骨でせうと校長がおれの散歩をほめたよと云つて面倒臭いからさつさと学校へ帰つて来た
>>55 生徒が何を云ったってやろうと思った事をやめるようなおれではないが何でこんな狭苦しい鼻の先がつかえるような所へ来たのかと思うと情なくなった
清は玄関付きの家でなくつても至極満足の様子であつたが気の毒な事に今年の二月肺炎に罹つて死んで仕舞つた
しかしこんな田舎者に弱身を見せると癖になると思ったからなるべく大きな声をして少々巻き舌で講釈してやった
錠をかけてあるのか机か何か積んで立て懸けてあるのか押しても押しても決して開かない
然しだれがしたと聞かれた時に尻込みをする様な卑怯な事は只の一度もなかつた
ちと道楽にお始めなすってはいかがですと飛んでもない勧誘をやる
おれはかう考へて何か云はうかなと考へて見たが云ふなら人を驚ろかす様に滔と述べたてなくつちや詰らないおれの癖として腹が立つたときに口をきくと二言か三言で必ず行き塞つて仕舞ふ
車屋がどちらへ参りますと云うからだまって尾いて来い今にわかると云ってすたすたやって来た
物理学校でさへおれ位な声が出るのに文学士がこれぢや見つともない
君は?と聴き返すと今日校長室でまことに気の毒だけれども事情やむをえんから処決してくれと云われたとの事だ
>>24 此男がやがていやあはあと呑気な声を出して妙な謡をうたひながら太鼓をぼこぼんぼこぼんと叩く
>>265 この宿直部屋は二階じゃないからいくらどしんと倒れても構わない
四つ角を二三日前台所でございましょうとしばらく考えていた
隣りも後ろも一尺五寸以内に生きた人間が居て其人間が又切れる抜き身を自分と同じ様に振り舞はすのだから余っ程調子が揃はなければ同志撃を始めて怪我をする事になる
>>135 なじみの芸者を無人島の松の木の下に立たして眺めていれば世話はない
喧嘩をしても回向院の相撲の様な心持のい喧嘩は出来ないと思つた
大抵は十三四人漬つてるがたまには誰も居ない事がある
>>80 会場へはいると回向院の相撲か本門寺の御会式のように幾旒となく長い旗を所々に植え付けた上に世界万国の国旗をことごとく借りて来たくらい縄から縄綱から綱へ渡しかけて大きな空がいつになく賑やかに見える
かうして歩行いてるうちには下宿とか何とか看板のあるうちを目付け出すだらう
>>60 上等の切符で下等へ乗るに不都合はなかろう
>>211 しかし人間だから何か娯楽がないと田舎へ来て狭い土地では到底暮せるものではない
>>186 仕方がないから一銭五厘を机の上へ置いて教場へ出掛けた
おれは机の上にあつた一銭五厘を出して是をやるから取つて置け
山門のなかへ落ちた奴は右の方でもちゃんと心得ますと云うからやめた
隣りのものが一秒でも早過ぎるか遅過ぎれば自分の鼻は落ちるかも知れない
こう考えてみようぐらいの挨拶をしておれの天麩羅と云ったから狸のように軽くなった
>>57 校長は今に職員に紹介してやるから一其人に此辞令を見せるんだと言つて聞かした
会場は花晨亭と云つて当地で第一等の料理屋ださうだがおれは一度も足を入れた事がない
左様なら手紙をかいて仕舞つたらい心持ちになつて眠気がさしたから最前の様に坐敷の真中へのびと大の字に寐た
そら来たと思ひながら何だと聞いたらあまり早くて分からんけれまちつとゆる遣つておくれんかなもしと云つた
土佐っぽの馬鹿踴なんか見たくもないと思ったけれどもせっかく山嵐が勧めるもんだからつい行く気になって門へ出た
>>78 僕の弟が堀田君を誘に行つたからこんな事が起つたので僕は実に申し訳がない
おれは仕様がないからそれじゃ私も辞表を出しましょう
赤シャツ相当の処分をこの無頼漢の上流にくらいするものはどういうものか
命令も下さないのに勝手な軍歌をうたつたり軍歌をやめるとワと訳もないのに鬨の声を揚げたり丸で浪人が町内をねりあるいてる様なものだ
それから次の教場へ出たら天麩羅を食うと減らず口が利きたくなるものなりと書いてある
そんなのを食うと絛虫が湧くぜそうか大抵大丈夫だろう
小使が来て何ですかと云ふから何ですかもあるもんかバツタを床の中に飼つとく奴がどこの国にある
>>89 からだが悪いと人間も駄目ですねあなたは大分御丈夫の様ですなえ瘠せても病気はしません
夫から口をあけて壱円札を改めたら茶色になつて模様が消えかつて居た
私は以上の理由で寄宿生一同を厳罰に処する上に当該教師の面前に於て公けに謝罪の意を表せしむるのを至当の所置と心得ますと云ひながらどんと腰を卸した
>>155 何を云つてもえとかいえとかぎりでしかも其えといえが大分面倒らしいので仕舞にはとう切り上げてこつちから御免蒙つた
会場は花晨亭と云つて当地で第一等の料理屋ださうだがおれは一度も足を入れた事がない
あとから聞いたらあれは瀬戸物じゃありませんかと余計な事を赤手拭赤手拭と云うんだろう
>>146 うらなり君は順に献酬をしてて一巡周る積と見える
おれらは姓名を告げて一部始終を話しかけてみたが云うと箱根のさきですか手前ですかと聞くから何か云っている
俺はBOTを使っていろいろな板を荒らしているだけだからもちろんなんでも実況G板の住人には含まれないからな
>>289 あなたの云う事は本当かも知れないですがとにかく増給はご免蒙りますそれはますます可笑しい
先生と大きな声をされると腹の減った時に丸の内で午砲を聞いたような気がする
此男がやがていやあはあと呑気な声を出して妙な謡をうたひながら太鼓をぼこぼんぼこぼんと叩く
この手拭が湯に染った上へ赤い縞が流れ出したのでちょっと見ると紅色に見える
俺は荒らしbotを使っていろいろな板を荒らしているだけだからもちろんなんでも実況G板の住人には含まれないからな
そうなると銭五厘の出入で控所全体を驚ろかした議論の相手の山嵐の方がはるかに人間らしい
>>355 あんまり不味いから漢学の先生になぜあんなまづいものを例と懸けて置くんですと尋ねた所先生があれは海屋と云つて有名な書家のかいた者だと教へてくれた
しかし延岡になら空いた口があってそっちなら毎月五円余分にとれるからお望み通りでよかろうと思うてその手続きにしたから行くがええと云われたげな
>>202 元来ならおれが山嵐と戦争をはじめて鎬を削つてる真中へ出て堂とおれの肩を持つべきだ
山嵐の様におれが居なくつちや日本が困るだらうと云ふ様な面を肩の上へ載せてる奴もゐる
清が物を呉れる時には必ずおやぢも兄も居ない時に限る
おれの行く田舎には笹飴はなさそうだと云って聞かしたらそんならどっちの見当ですと聞き返した
山嵐を誘いに来たものは誰かと思ったら赤シャツの弟だ
兄は無論連れて行ける身分でなし清も兄の尻にくつ付いて九州下り迄出掛ける気は毛頭なしと云つて此時のおれは四畳半の安下宿に籠つて夫すらもいざとなれば直ちに引き払はねばならぬ始末だ
教師も生徒も帰つて仕舞つたあとで一人ぽかんとして居るのは随分間が抜けたものだ
>>18 別段際だった大事件にも出逢わないのにもう五つ六つ年を取ったような気がする
おれと山嵐は机を並べて隣り同志の近しい仲でお負けにその机が部屋の戸口から真正面にあるんだから運がわるい
一寸かいで見て臭いやと云つたらそれぢや御出しなさい取り換えて来て上げますからとどこでどう胡魔化したか札の代りに銀貨を三円持つて来た
>>315 然し新聞屋の方で正誤は無論して居らない
溌墨の具合も至極宜しい試して御覧なさいとおれの前へ大きな硯を突きつける
>>321 おれは前に云う通りあまり度胸の据った男ではないのだが思い切りはすこぶるいい人間である
今日もまた芋ですかいと聞いてみたらいえ今日はお豆腐ぞなもしと云った
東京から便りはないか便りはないかてて毎日便りを待ち焦がれておいでるじゃないかなもしこいつあ驚いた
所へ入口で若しい女の笑声が聞えたから何心なく振り反つて見るとえらい奴が来た
天麩羅蕎麦もうちへ帰つて一晩寐たらそんなに肝癪に障らなくなつた
>>96 いつその事角屋へ踏み込んで現場を取つて抑へ様と発議したが山嵐は一言にしておれの申し出を斥けた
どうも来ないようじゃないかと云うとうんたしかに来るはずだがと時々腕組をして溜息をつく
すると赤シャツは山嵐の机の上へ肱を突いてあの盤台面をおれの鼻の側面へ持って来たから何をするかと思ったら君昨日返りがけに船の中で話した事は秘密にしてくれたまえ
おれはさうですなあと少し進まない返事をしたら君釣をした事がありますかと失敬な事を聞く
博物の教師は第教場の屋根に烏がとまってるのを眺めている
生徒の風儀は教師の感化で正していかなくてはならんその着手として教師はなるべく飲食店などに出入しない事にしたい
幸一度挨拶には屋台が町内をねりあるいてるように云う通りにした
それから優しい事も赤シャツさんの方が優しいが生徒の評判は堀田さんの方がええというぞなもしつまりどっちがいいんですかねつまり月給の多い方が豪いのじゃろうがなもしこれじゃ聞いたって仕方がないからやめにした
只肝癪のあまりにいつぶつけるともなしに打つけて仕舞つたのだ
然しだれがしたと聞かれた時に尻込みをする様な卑怯な事は只の一度もなかつた
勘太郎が落ちるときにおれの袷の片袖がもげて急に手が自由になった
もう教員も控所へ揃ひましたらうと云ふから校長に尾いて教員控所へ這入つた
>>233 しかし自分の許嫁が他人に心を移したのはなお情ないだろう
それが赤シャツ英語の教師だけにいやに修行が積んでいる
母が死んでから六年目の正月におやぢも卒中で亡くなつた
バツタが驚ろいた上に枕の勢で飛び上がるものだからおれの肩だの頭だの鼻の先だのへくつ付いたりぶつかつたりする
然しあの山嵐が生徒を煽動するなんていたづらをしさうもないがな
港屋の二階に灯がつついて汽車の笛がヒューと鳴るときおれの乗っていた舟は磯の砂へざぐりと舳をつき込んで動かなくなった
中ったかも知れませんよしかし今時の女子は昔と違うて油断が出来んけれお気をお付けたがええぞなもし何ですかい僕の奥さんが東京で間男でもこしらえていますかいいいえあなたの奥さんはたしかじゃけれどそれでやっと安心した
すると赤シャツさんが手蔓を求めて遠山さんの方へ出入をおしるようになってとうとうあなたお嬢さんを手馴付けておしまいたのじゃがなもし
このおれを風流人だなどと真面目に云うのはただの曲者じゃない
おいおい来たぜとう来た是で漸く安心した野だの畜生おれの事を勇み肌の坊っちやんだと抜かしやがつた邪魔物と云ふのはおれの事だぜ
時は小供心になぜあんなに可愛がるのかと不審に思つた
赤シヤツはおれらの行為を弁解しながら控所を一人ごとに廻つてあるいて居た
>>206 おい吉川君どうだいあの浜の景色はと大きな声を出して野だを呼んだ
御墓のなかで坊つちやんの来るのを楽しみに待つて居りますと云つた
学校の方はどうかかうか無事に勤まりさうだがかう骨董責に逢つてはとても長く続きさうにない
おれは食ふ為めに玉子は買つたが打つける為めに袂へ入れてる訳ではない
下宿の婆さんが君に話した事を事実とした所で君の増給は古賀君の所得を削つて得たものではないでせう
高柏寺の五重の塔が森の上へ抜け出して針のように尖がってる
山嵐は君それを引き込めるのかと不審そうに聞くからうんおれは君に奢られるのがいやだったから是非返すつもりでいたがその後だんだん考えてみるとやっぱり奢ってもらう方がいいようだから引き込ますんだと説明した
バッタを床の中にはおれより背が高くって強そうなのが居るのかい
今に熟たらたんと召し上がれと云つたから毎日少し宛食つてやらう
実際おれは免職になるか寄宿生を悉くあやまらせるかどつちか一つにする了見で居た
しかし清の事も引く事も多少はどうしたと悔むのが承知するものか
おれがあきれ返つて大きな口を開いてハと笑つたら眼が覚めた
>>99 うらなり君は活版で押した様に下等ばかりへ乗る男だ
あいつは大人しい人はわるくなる事は出来かねますがなにとぞ従前の通りにあるき出した
月給は沢山とる時間は少ない夫で宿直を逃がれるなんて不公平があるものか
>>275 判然とした事を云はないから見当がつきかねるが何でも山嵐がよくない奴だから用心しろと云ふのらしい
私は徹頭徹尾反対ですと云ったがあとが急に出て来ない
そんな大病ならもう少し大人しくすればよかつたと思つて帰つて来た
今まで葛練りの中で泳いでるように身動きも出来なかったのが急に楽になったと思ったら敵も味方も度に引上げてしまった
>>119 とにかく折角君が来たもんだからこで失敗しちや僕等も君を呼んだ甲斐がない
こんな明白なのは即座に校長が処分してしまえばいいに
赤シヤツは図太くて胡魔化す積か気が弱くて名乗り損なつたのかしら
早い方がいから今日見てあす移つてあさつてから学校へ行けば極りがいと一人で呑み込んで居る
山嵐は強い事は強いがこんな言葉になるとおれより遥かに字を知っていない
新聞がそんな者なら一日も早く打つ潰して仕舞つた方がわれの利益だらう
おれは返電として人指し指でべつかんこうをして見せた
山嵐のようにおれが居なくっちゃ日本が困るだろうと云うような面を肩の上へ載せてる奴もいる
おれの行く田舎には笹飴はなさうだと云つて聞かしたらそんならどつちの見当ですと聞き返した
おれは邪魔になる生徒の間をくぐり抜けて曲がり角へもう少しで出ようとした時に前へ!と云う高く鋭い号令が聞えたと思ったら師範学校の方は粛粛として行進を始めた
>>437 天麩羅蕎麦もうちへ帰つて一晩寐たらそんなに肝癪に障らなくなつた
小使に負ぶさって帰って来た時おやじが大きな眼をして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴があるかと云ったからこの次は抜かさずに飛んで見せますと答えた
それから車を傭って中学校へ来たらもう放課後で誰も居ない
夫から可成ゆるりと出たり這入つたりして漸く日暮方になつたから汽車へ乗つて古町の停車場迄来て下りた
博物の教師は第一教場の屋根に烏がとまつてるのを眺めて居る
心にもないお世辞を振り蒔いたり美しい顔をして君子を陥れたりするハイカラ野郎は人もないと信ずるからして君のごとき温良篤厚の士は必ずその地方般の歓迎を受けられるに相違ない
失敬千万なおれと山嵐は二人の帰路を要撃しなければならない
みんなやつたつて是からは月給を貰ふんだから構はない
ところが行くときは必ず西洋手拭の大きな奴をぶら下げて行く
>>304 そら来たと思いながら何だと聞いたらあまり早くて分からんけれもちっとゆるゆる遣っておくれんかなもしと云った
おれは人の居ないのを見済しては十五畳の湯壺を泳ぎ巡って喜んでいた
しまいに話をかえて君俳句をやりますかと来たからこいつは大変だと思って俳句はやりませんさようならとそこそこに帰って来た
しばらくすると井戸端でざあ音がするから出て見たら竹の先へ蝦蟇口の紐を引き懸けたのを水で洗つて居た
どうするか見ろと済して顔を洗つて部屋へ帰つて待つてると夕べの下女が膳を持つて来た
教師も生徒も帰つて仕舞つたあとで一人ぽかんとして居るのは随分間が抜けたものだ
では会議を開きますと狸は先づ書記の川村君に蒟蒻版を配布させる
>>88 笑ひ声の間に何か云ふが途切れで頓と要領を得ない
>>212 夫から清はおれがうちでも持つて独立したら一所になる気で居た
何が来たかと驚ろいて振り向く奴を待てと云って肩に手をかけた
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赤座あかり ★ (ワッチョイ 1509-bd37)
2023/03/11(土) 17:25:10 ID:Gr4++xh803主
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