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名無しさん (ワッチョイ 1509-bd37)
2023/03/11(土) 17:15:09 ID:Gr4++xh803
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救いはないのですか?
※実況スレ
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溌墨の具合も至極宜しい試して御覧なさいとおれの前へ大きな硯を突きつける
>>321 おれは前に云う通りあまり度胸の据った男ではないのだが思い切りはすこぶるいい人間である
今日もまた芋ですかいと聞いてみたらいえ今日はお豆腐ぞなもしと云った
東京から便りはないか便りはないかてて毎日便りを待ち焦がれておいでるじゃないかなもしこいつあ驚いた
所へ入口で若しい女の笑声が聞えたから何心なく振り反つて見るとえらい奴が来た
天麩羅蕎麦もうちへ帰つて一晩寐たらそんなに肝癪に障らなくなつた
>>96 いつその事角屋へ踏み込んで現場を取つて抑へ様と発議したが山嵐は一言にしておれの申し出を斥けた
どうも来ないようじゃないかと云うとうんたしかに来るはずだがと時々腕組をして溜息をつく
すると赤シャツは山嵐の机の上へ肱を突いてあの盤台面をおれの鼻の側面へ持って来たから何をするかと思ったら君昨日返りがけに船の中で話した事は秘密にしてくれたまえ
おれはさうですなあと少し進まない返事をしたら君釣をした事がありますかと失敬な事を聞く
博物の教師は第教場の屋根に烏がとまってるのを眺めている
生徒の風儀は教師の感化で正していかなくてはならんその着手として教師はなるべく飲食店などに出入しない事にしたい
幸一度挨拶には屋台が町内をねりあるいてるように云う通りにした
それから優しい事も赤シャツさんの方が優しいが生徒の評判は堀田さんの方がええというぞなもしつまりどっちがいいんですかねつまり月給の多い方が豪いのじゃろうがなもしこれじゃ聞いたって仕方がないからやめにした
只肝癪のあまりにいつぶつけるともなしに打つけて仕舞つたのだ
然しだれがしたと聞かれた時に尻込みをする様な卑怯な事は只の一度もなかつた
勘太郎が落ちるときにおれの袷の片袖がもげて急に手が自由になった
もう教員も控所へ揃ひましたらうと云ふから校長に尾いて教員控所へ這入つた
>>233 しかし自分の許嫁が他人に心を移したのはなお情ないだろう
それが赤シャツ英語の教師だけにいやに修行が積んでいる
母が死んでから六年目の正月におやぢも卒中で亡くなつた
バツタが驚ろいた上に枕の勢で飛び上がるものだからおれの肩だの頭だの鼻の先だのへくつ付いたりぶつかつたりする
然しあの山嵐が生徒を煽動するなんていたづらをしさうもないがな
港屋の二階に灯がつついて汽車の笛がヒューと鳴るときおれの乗っていた舟は磯の砂へざぐりと舳をつき込んで動かなくなった
中ったかも知れませんよしかし今時の女子は昔と違うて油断が出来んけれお気をお付けたがええぞなもし何ですかい僕の奥さんが東京で間男でもこしらえていますかいいいえあなたの奥さんはたしかじゃけれどそれでやっと安心した
すると赤シャツさんが手蔓を求めて遠山さんの方へ出入をおしるようになってとうとうあなたお嬢さんを手馴付けておしまいたのじゃがなもし
このおれを風流人だなどと真面目に云うのはただの曲者じゃない
おいおい来たぜとう来た是で漸く安心した野だの畜生おれの事を勇み肌の坊っちやんだと抜かしやがつた邪魔物と云ふのはおれの事だぜ
時は小供心になぜあんなに可愛がるのかと不審に思つた
赤シヤツはおれらの行為を弁解しながら控所を一人ごとに廻つてあるいて居た
>>206 おい吉川君どうだいあの浜の景色はと大きな声を出して野だを呼んだ
御墓のなかで坊つちやんの来るのを楽しみに待つて居りますと云つた
学校の方はどうかかうか無事に勤まりさうだがかう骨董責に逢つてはとても長く続きさうにない
おれは食ふ為めに玉子は買つたが打つける為めに袂へ入れてる訳ではない
下宿の婆さんが君に話した事を事実とした所で君の増給は古賀君の所得を削つて得たものではないでせう
高柏寺の五重の塔が森の上へ抜け出して針のように尖がってる
山嵐は君それを引き込めるのかと不審そうに聞くからうんおれは君に奢られるのがいやだったから是非返すつもりでいたがその後だんだん考えてみるとやっぱり奢ってもらう方がいいようだから引き込ますんだと説明した
バッタを床の中にはおれより背が高くって強そうなのが居るのかい
今に熟たらたんと召し上がれと云つたから毎日少し宛食つてやらう
実際おれは免職になるか寄宿生を悉くあやまらせるかどつちか一つにする了見で居た
しかし清の事も引く事も多少はどうしたと悔むのが承知するものか
おれがあきれ返つて大きな口を開いてハと笑つたら眼が覚めた
>>99 うらなり君は活版で押した様に下等ばかりへ乗る男だ
あいつは大人しい人はわるくなる事は出来かねますがなにとぞ従前の通りにあるき出した
月給は沢山とる時間は少ない夫で宿直を逃がれるなんて不公平があるものか
>>275 判然とした事を云はないから見当がつきかねるが何でも山嵐がよくない奴だから用心しろと云ふのらしい
私は徹頭徹尾反対ですと云ったがあとが急に出て来ない
そんな大病ならもう少し大人しくすればよかつたと思つて帰つて来た
今まで葛練りの中で泳いでるように身動きも出来なかったのが急に楽になったと思ったら敵も味方も度に引上げてしまった
>>119 とにかく折角君が来たもんだからこで失敗しちや僕等も君を呼んだ甲斐がない
こんな明白なのは即座に校長が処分してしまえばいいに
赤シヤツは図太くて胡魔化す積か気が弱くて名乗り損なつたのかしら
早い方がいから今日見てあす移つてあさつてから学校へ行けば極りがいと一人で呑み込んで居る
山嵐は強い事は強いがこんな言葉になるとおれより遥かに字を知っていない
新聞がそんな者なら一日も早く打つ潰して仕舞つた方がわれの利益だらう
おれは返電として人指し指でべつかんこうをして見せた
山嵐のようにおれが居なくっちゃ日本が困るだろうと云うような面を肩の上へ載せてる奴もいる
おれの行く田舎には笹飴はなさうだと云つて聞かしたらそんならどつちの見当ですと聞き返した
おれは邪魔になる生徒の間をくぐり抜けて曲がり角へもう少しで出ようとした時に前へ!と云う高く鋭い号令が聞えたと思ったら師範学校の方は粛粛として行進を始めた
>>437 天麩羅蕎麦もうちへ帰つて一晩寐たらそんなに肝癪に障らなくなつた
小使に負ぶさって帰って来た時おやじが大きな眼をして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴があるかと云ったからこの次は抜かさずに飛んで見せますと答えた
それから車を傭って中学校へ来たらもう放課後で誰も居ない
夫から可成ゆるりと出たり這入つたりして漸く日暮方になつたから汽車へ乗つて古町の停車場迄来て下りた
博物の教師は第一教場の屋根に烏がとまつてるのを眺めて居る
心にもないお世辞を振り蒔いたり美しい顔をして君子を陥れたりするハイカラ野郎は人もないと信ずるからして君のごとき温良篤厚の士は必ずその地方般の歓迎を受けられるに相違ない
失敬千万なおれと山嵐は二人の帰路を要撃しなければならない