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名無しさん (ワッチョイ 1509-bd37)
2023/03/11(土) 17:15:09 ID:Gr4++xh803
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救いはないのですか?
※実況スレ
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旅団長が祝詞を読む知事が祝詞を読む参列者が万歳を唱える
>>11 口惜しかつたから兄の横っ面を張つて大変叱られた
二人はハハハハと笑いながら瓦斯燈の下を潜って角屋の中へはいった
>>2 二間はいったら出る事も引く事も出来なくなった
控所へくればすぐうらなり君が眼につく途中をあるいて居てもうらなり先生の様子が心に浮ぶ
いい画が出来ますぜと野だが云うとマドンナの話はよそうじゃないかホホホホと赤シャツが気味の悪るい笑い方をした
今度は陸海軍万歳と赤地に白く染め抜いた奴が風に揺られて温泉の町から相生村の方へ飛んでいつた
おれは性急な性分だから熱心になると徹夜でもして仕事をするが其代り何によらず長持ちのした試しがない
あなたの手腕でゴルキなんですから私なんぞがゴルキなのは仕方がありません
此三年間は四畳半に蟄居して小言は只の一度も聞いた事がない
野だは頓着なくたまたま逢いは逢いながらといやな声を出して義太夫の真似をやる
あの岩の上にどうですラフハエルのマドンナを置いちや
おれは焦っ勝ちな性分だからこんな長くて分りにくい手紙は五円やるから読んでくれと頼まれても断はるのだが此時ばかりは真面目になつて始から終迄読み通した
その晩は久し振に蕎麦を食ったので旨かったから天麩羅を四杯平げた
教場のしくじりが生徒を煽動してしまえば借りも貸しもない
>>9 信用しない赤シヤツとは口をきいて感心して居る山嵐とは話をしない
おれは宿直事件で生徒を謝罪さしてまあこれならよかろうと思っていた
>>20 ところがこっちから返報をする時分に尋常の手段で行くと向うから逆捩を食わして来る
>>32 船頭は一人で舟は細長い東京辺では見た事もない恰形である
>>39 それから増給事件と将来重く登用すると赤シャツが云った話をしたら山嵐はふふんと鼻から声を出してそれじゃ僕を免職する考えだなと云った
ところがこの女はなかなか想像の強い女であなたはどこがお好き麹町ですか麻布ですかお庭へぶらんこをおこしらえ遊ばせ西洋間はつでたくさんですなどと勝手な計画を独りで並べていた
教場で折々しくじるとその時だけはやな心持ちだが三十分ばかり立つと奇麗に消えてしまう
おれはじれったくなったから番大いに弁じてやろうと思って半分尻をあげかけたら赤シャツが何か云い出したからやめにした
一体中学の先生なんてどこへ行つてもこんなものを相手するなら気の毒なものだ
いくらだと聞くと持主が支那から持つて帰つて来て是非売りたいと云ひますから御安くして三十円にして置きませうと云ふ
こんな時に一口でも先方の心を慰めてやるのは江戸っ子の義務だと思つてる
前方から静かに静かにと声を涸らして来た体操教師に何ですと聞くと曲り角で中学校と師範学校が衝突したんだと云ふ
>>14 手前のわるい事は悪るかつたと言つて仕舞はないうちは罪は消えないもんだ
向ふの隅ではおい御酌だと徳利を振つて見て酒だと言ひ直して居る
正体の知れない時は多少気味が悪るかったがバッタと相場が極まってみたら急に腹が立った
実はあの会議が済んだあとでよつぽど仲直りをしやうかと思つて一こと二こと話しかけて見たが野郎返事もしないでまだ眼を剥つて見せたから此方も腹が立つて其儘にして置いた
山嵐の証明する所によるとかんじん綯りを二本より合せてこの力瘤の出る所へ巻きつけてうんと腕を曲げるとぷつりと切れるそうだ
おれの云おうと思うところをおれの代りに山嵐がすっかり言ってくれたようなものだ
>>51 こいつは驚いた中以て汐酌や関の戸の及ぶ所でない
>>29 狐はすぐ疑ぐるからおれは一貫張の机の上にあつた置き洋燈をふつと吹きけした
且つ少年血気のものであるから活気があふれて善悪の考はなく半ば無意識にこんな悪戯をやる事はないとも限らん
ただ清は昔風の女だから自分とおれの関係を封建時代の主従のように考えていた
ところが行くときは必ず西洋手拭の大きな奴をぶら下げて行く
おれは何とも云はずに山嵐の机の上にあつた壱銭五厘をとつておれの蝦蟇口のなかへ入れた
が聞く所によれば風俗の頗る淳朴な所で職員生徒悉く上代樸直の気風を帯びて居るさうである
どうか成るべく寛大の御処分を仰ぎたいと思ひますと云つた
>>56 教頭なんて文学士の癖に意気地のないもんだ
おれは芋は大好きだと明言したには相違ないがこう立てつづけに芋を食わされては命がつづかない
次はぽんと音がして黒い団子がしゆつと秋の空を射抜く様に揚がるとそれがおれの頭の上でぽかりと割れて青い烟が傘の骨の様に開いてだらと空中に流れ込んだ
おれを見る度にこいつはどうせ碌なものにはならないとおやぢが云つた
今に学校を卒業すると麹町辺へ屋敷を買つて役所へ通ふのだ抔と吹聴した事もある
>>84 私も寄宿生の乱暴を聞いてはなはだ教頭として不行届でありかつ平常の徳化が少年に及ばなかったのを深く慚ずるのであります
金がないと断はると金なんかいつでも宜う御座いますと中頑固だ
仕掛だけは頗る巧妙なものだが実際は頗る不手際である
東京と断わる以上はもう少し奇麗にしそうなものだが東京を知らないのか金がないのか滅法きたない
曲者だか何だかよくは分らないがとも角も善い男ぢやない
寝る訳には行かないし始終障子の隙から睨めているのもつらいしどうもこうも心が落ちつかなくってこれほど難儀な思いをした事はいまだにない
校長は三時間目に校長室から出てきて困った事を新聞がかき出しましたね
練兵場で式があると云ふので狸は生徒を引卒して参列しなくてはならない
>>26 古賀さんが立つ時は浜迄見送りに行かうと思つてる位だ送別会は面白いぜ出て見玉へ
しかしほかの連中はみんな大人しくご規則通りやってるから新参のおればかりだだを捏ねるのもよろしくないと思って我慢していた
兄は家を売つて財産を片付けて任地へ出立すると云ひ出した
>>32 元は身分のあるものでも教育のない婆さんだから仕方がない
おれは膏っ手だから開けてみると銭五厘が汗をかいている
>>48 校長は時計を出して見て追々ゆるりと話すつもりだがまず大体の事を呑み込んでおいてもらおうと云ってそれから教育の精神について長いお談義を聞かした
おれは今度も手を叩こうと思ったがまたみんながおれの面を見るといやだからやめにしておいた
ただ肝癪のあまりについぶつけるともなしに打つけてしまったのだ