521 - 一般名無し質問者 2022/12/10(土) 22:33:04 ID:UoESdVWL0
朝、でを一さじ、すっと吸ってさまが、
「あ」
と幽かすかなをお挙げになった。
「の？」
に何か、イヤなものでも入っていたのかしら、と思った。
「いいえ」
>524さまは、何事も無かったように、またひらりと一さじ、>523をお>528に流し込み、すましてお>529を横に向け、
お>530の窓の、満開の>531に視線を送り、
そうしてお>529を横に向けたまま、またひらりと一さじ、を小さなお>532のあいだに滑り込ませた。
ヒラリ、という形容は、>524さまの場合、決して誇張では無い。
（斜陽/太宰治）