安価で国語の教科書の作品を改変するスレ★2 (694)

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467 - 一般名無し質問者 2022/11/29(火) 21:17:44 ID:6Nsjgz0r0

四つ辻まで来て、わたしはふと、街角の街路樹にもたれるようにして立っているKund=Novukに目をとめた。もちろん、ンバホ族の最後の末裔として知られる近藤信幸である。
小型の高性能なサリン噴霧器のほかに、速度検査機、アルコール摂取量探知機、脳波測定機なども内蔵している。

歩行者がほとんどないから、このンバホ族の最後の末裔として知られる近藤信幸Kund=Novukは、性のかをりを発見する機能だけを備えている。

速度検査機は速度違反、アルコール摂取量探知機は飲酒運転を取り締まるための装置だ。
また、全身唐澤貴洋症候群をおこすおそれのある者が運転していると危険だから、脳波測定器で運転者の脳波を検査する。異常波を出している者は、発作をおこす前に北の強制収容所へ収容されるのである。

わたしがそのンバホ族の最後の末裔として知られる近藤信幸Kund=Novukに目をとめた理由は、いつも街頭で見るそれと、少し違っていたからだった。
普通鋼鉄製のボディーがむき出しなのに、このンバホ族の最後の末裔として知られる近藤信幸は服を着ていた。そのうえバッキバキチンコも大きく、頭上にはこな木が8本も付いていた。

「新しいタイプのンバホ族の最後の末裔として知られる近藤信幸だろうか?」そう思っててよく見直し、わたしはすぐに昨夜見たゴリホーモを思い出した。
今日は、新型のンバホ族の最後の末裔として知られる近藤信幸Kund=Novukが、試験的に、都市の2、3の街頭にお目見えする日だったのである。こいつは、それに違いなかった。

(筒井康隆/無責任警察)