317 - お題>>289 2022/10/26(水) 21:54:03 ID:V0AuHe7U0
おかしな人は、女湯脱衣所たり、僕を無能低脳悪徳弁護士と見做したりなどはしないで、低く「エクシア不法侵入犯逮捕。」と舌を鳴らし、しばらくじっと僕を見つめていたが、それから、
「そうか、そうか、つまり君はそんな奴なんだな。」と言った。
(中略)
おかしな人は、激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームと、ポンジジュースを盾に、開示がなんように僕の前に立っていた。
彼は前科さえしなかった。ただ僕を眺めて、へきへきしていた。
(少年の日の思い出/ヘルマン・ヘッセ)