安価で出てきた世界史の単語を繋げるスレ (175)

←← 掲示板一覧に戻る ← スレッド一覧に戻る

56 - しば塾 ◆2Vesh.FSeQ 2021/10/16(土) 13:33:41.46 ID:Q8LLgOOS0

自分の信条や考えのみに頼って国に大きな損害を与えるきっかけとなった事例は
いくつもある。イングランド国王であるエドワード懺悔王は
修道士とともに4半世紀も過ごしたため国王即位後も修道士の
行動原理を引き継ぎ後継を作らなかった、その結果
彼の死後後継者争いが激しくなりそれに乗じて「ノルマン・コンクエスト」が
引き起こされてしまった。
「マリアナ沖海戦」以後日本軍は敗走を重ねもはや逆転の手立てがなくなったり
1945年2月には連合国に対する降伏が昭和天皇に進言されたが
昭和天皇は「もう一度敵をたたき、日本に有利な条件を作ってから」として
この進言を拒否し結果沖縄戦や東京大空襲2度の原爆投下に見舞われた。
三国時代蜀の劉備は周りの進言を無視して関羽の弔い合戦として呉に侵攻するが
「夷陵の戦い 」で大敗し蜀は苦境に立たされ一方呉は安定した立場を築けた
ナポレオンのロシア遠征の際「ダヴー将軍」は数々の優れた進言をナポレオンに
するもナポレオンは自己の独断で全て無視し結果多くの勝利を逃したとされている
このように指導者の独断は多くの失敗をもたらしているが一方で
成功した例も存在する、天安門事件による経済制裁の中中国では
改革解放に否定的な意見が強まり再び社会主義に戻ろうとする意見も
幹部の中で多数出てきたが「ケ小平の南巡講話 」はこうした意見を一蹴し
改革解放に反対するものに失脚させると脅した。その結果改革解放は
続けられ現在では世界第2位の経済大国にまで上り詰めた
また彼はこの談話の中で「中東には石油があるが中国にはレアアースがあるこの優位性をきちんと使え」とも語りレアアースの産業育成を命令した
その結果中国はレアアースで独占的な地位を獲得し外交カードになるまでに至った。