植物学綜合学習スレ (215)

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80 - ニヒケー元コテ ◆AbDmhTCTZY 2021/09/04(土) 03:30:58.35 ID:Zv+gKOiR0

>>77
抽出するだけでしたら>>78-79にもあるように多量の電解質(食塩水など)さえあれば可能でふ(家でも簡単にできまふ)
リシンは糖タンパク質の1種で、水に解けてコロイドとなる性質がありまふ(コロイドになるので塩析が有効手段でふ)
リシンの精製にまで拘るのならもう少し用意は必要になるかと思いまふ
リシンは生物兵器として利用も不可能ではない毒性もある(青酸カリの約330倍と言われていまふ)とは言え、多くの人を一度に殺すのなら現在でもホスゲンが有効でふ(リシンは大量殺人には向いていません)
リシンはリボソームを破壊するタイプの毒素でふので、ゆっくりと生体内を蝕んでいくのでふ(死因の多くは肺気腫か呼吸困難による低酸素血症でふ)
戦後には使用された事例もありまふ(戦争中は使用されませんでした)

リシンはトウゴマなどの種子に含まれており、リシンは水には溶けるが油には溶けないのでヒマシ油にはリシンはほぼ含まれていないとされていまふ(搾りカスにリシンが含まれていまふ)
この搾りカスを使ってリシンを抽出しまふ

あと塩析に関しての補足でふが、塩析の利用例として有名なのが石鹸と豆腐の製造でふ
石鹸溶液に多量の電解質(食塩水や水酸化ナトリウム水溶液など)を加えることで石鹸が沈殿しまふ
豆腐も豆乳ににがり(塩化マグネシウムなど)を加えることで豆乳を固めることができるのでふ