79 - 一般名無し質問者 2021/09/11(土) 08:56:58.17 ID:1WcZM1j/0
ググれば出る範疇なので余計かとは思いますが一応物語の流れについても説明をしておきます
世界にはまずカオスが生まれ、ついでガイア、タルタロス、エロスといった原初の神々4柱が出現しました
ガイア(大地)は誰と交わることなく、自らと同じ大きさの天空を生みました
これがウラノスであり、ガイアにとっては息子であり夫となります
ほかガイアは様々な神を生みますが、夫ウラノスの種で生まれたのは
ヘカトンケイル(百手巨人)3人、キュクロプス(1つ目巨人)3人、ティターン神族12柱です
このうちヘカトンケイルとキュクロプスは見た目が醜悪であったため、奈落(あるいはガイアの胎の中)へ押し込められてしまいます
これに怒ったガイアはアダマスの鎌を用意し、ティターン神たちに復讐を呼びかけます
そしてティターン神の末子クロノスがウラノスのキンタマを刈り取り、海へと投げ捨てました
この際、ヘシオドスはクロノスのみがウラノスを襲ったとしておりますが
偽アポロドロスはオケアノス以外の全員がウラノス襲撃に参加したとしています
ウラノスの男性の権威と繁殖の象徴たるキンタマを刈り取った際、迸った血を吸った大地は復讐女神たちを孕みます
ウラノスのキンタマから美女神アフロディテが生じた話は有名ですが、これはヘシオドスに見られるものであり、他の多くの詩人はこの説を取らないようです