62 - 一般名無し質問者 2021/08/20(金) 11:44:12.76 ID:bKR6jcT40
なぜ、という部分に触れた研究を見たことがないので当職の個人的な見解となってしまいまふが
オホゲツヒメ(ウケモチ)の神話は以前レスのあったハイヌウェレ型神話がインド・中国を経由して日本に伝わったと言われておりまふ
でふので本質的にこの二女神の神話は同一のものと考えることができまふ
古事記と日本書紀で大きく違う性質として、古事記が基本的に旧辞のみを出典とする一方で日本書紀は様々な説を併記する点がありまふ
でふので同等の内容の神話でも古事記が旧辞に忠実な内容としてスサノオを、日本書紀はまた別の地域か別の書物に伝わっていたツクヨミの伝承を採用したのではないかと当職は考えまふ
また、古事記は稗田阿礼が暗記していた旧辞の記録を太安万侶が書き記したものとされているので神話をとりあえずでスサノオにまとめてしまった方が記憶しやすかったのではとも思いまふ
スサノオが多面的で複雑怪奇な性格をしているのは、あらゆる神話の主人公役を押し付けられたためとも言われておりまふし