61 - ニヒケー元コテ ◆AbDmhTCTZY 2021/09/16(木) 01:23:43.66 ID:gO1Qh2zH0
ポジティブ心理学は簡単に言えば倫理に近いものでふ
倫理でもありましたが、道徳的な「善い生き方」を追求するという心理学で、心理学の中でも臨床心理学や社会心理学とはまた異なる部類のものとなりまふ
「幸福とは何か」という課題をポジティブな面・ネガティブな面ひっくるめて考察していきまふ
ただ単に楽観的に考えればよいという訳ではありません
この辺りがポジティブシンキングとの違いとなりまふ
ポジティブ心理学を大成したペンシルベニア大学のセリグマン教授によれば、「PERMA」と称される5つの幸福をつかみ取る要素がポジティブ心理学を理解することにおいては欠かせないとしていまふ
余談程度ではありまふが、PERMAについてご紹介しまふ
PはPositiveの事で、意味はご存じの通りでふ(要するにネガティブの対となるものでふ)
EはEngagementの事で、意味は時間を忘れて何かに没頭することでネガティブな感情が一時的に忘れることができるとされていまふ
RはRelationshipの事で、善い人間関係をもつことが人生の幸福度を左右するとしていまふ
MはMeaningの事で、これは人生の意味や各々個人がもつ価値観の事を指すと考えるとわかりやすいかと思いまふ
AはAchievement(Accomplishment)の事で、何かを達成すること(または達成には至らなくとも次に繋がるビジョンが得られた、着実に成功に近づいているなど)によって幸福を得ることができるというものでふ
そしてPERMAを支える根本的な要因が個人がもつ得意などの強み(Strength)であり、PERMAを実践するために必要なのがその場その場の柔軟性・適応力・復元力といったレジリエンス(resilience)であり、
このレジリエンスによってPERMAが向上し、ピラミッドの頂点にある繁栄(Flourish)に至るとされていまふ
ちなみにでふが以前当スレで紹介されていた認知行動療法が正にポジティブ心理学の応用例で、鬱病や不安障害、気分障害などの治療といった面で活用されている考え方となりまふ