リバタリアニズム・アナキズム・ニヒリズム学習スレ (67)

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17 - 一般名無し質問者 2021/08/13(金) 20:32:45.89 ID:ikY6r4K2I

wikiから転載

典型的なアンチヒーローを主人公に据えた、壮絶なバイオレンス・アクションを描いた作品が多く、政財界と癒着した組織により、すべてを失った者たちによる「復讐」をテーマとする作品もある。

テーマを具現化する主人公で、作者自身も思い入れの深い人物として、伊達邦彦や朝倉哲也(『蘇える金狼』)、北野晶夫(『汚れた英雄』)などがいる。

彼らは屈強な体力と旺盛な食欲・性欲にあふれ、強烈なストイシズムと反権力志向を持ち、超人思想や能動的ニヒリズム、個人主義的アナーキズムに通ずる反国家・反組織・反体制の思想を行動原理とする。
なお、大藪は「自分で体験したことしか書けない」として、主人公の来歴や境遇は自身の体験に基づくものが多い。

作品に暴力の描写が多いのは、大学生時代に愛読したアメリカのハードボイルド小説の影響による。
大藪は人間の心理描写を得意としたレイモンド・チャンドラーやロス・マクドナルドよりも、バイオレンス・アクションを描いたダシール・ハメットやミッキー・スピレインなどの作品を好んだ。

また、作品の随所には、しばしば銃器や車輌、刀剣についての解説が挿入されている。ナイフメーカーのガーバーやロバート・ウォルドーフ・ラブレスなども、大藪が作品で取り上げたことにより、日本での知名度が高まった。