3 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2018/05/29(火) 15:40:39.05 ID:eFpcNrS20
彼らが居なくなったその路地裏には、Kさんのオナホだけが残されていた。
いやらしく、粘着力のあるローションを口から流れ出るKさんの口、それらが沢山並んでいる。
「あっ…」
気づけば、僕の股間も傍聴している事が分かった。
辺りを見渡すと、誰も居ない。コンビニの店員がスマホをいじり暇そうにしているだけだ。
僕は生唾を飲み込み、一歩ずつKさんのオナホが並ぶ路地裏まで一歩を踏みしめながら歩く。
それは僕が最低の人間になる事に抵抗しているのか、それとも未知なる快楽を求めて進んでいるのか、二つの感情がせめぎ合い、戦っている故の感情であった。
とうとうKさんの顔の形を模ったオナホの前まで来た。僕はまだ、最低な人間になる事に抵抗しているのか、ゆっくりとチャックを下ろす。
未知なる快楽を求めている肉棒が、限界までそそり立っている。
肉棒がKさんの口にあてがうと、ブプゥと空気が漏れ、ローションが嫌らしい音を立てる。
入り口にあてがっただけなのに、こんなに嫌らしい音をされてしまっては、
――未知なる快楽を求めていた感情が、とうとう最低な人間になる事に抵抗していた感情を殺してしまった。
そこからは、もう理性なんて無かった。僕も先ほどの彼らと同じKさんの口に向かって一心不乱に腰を振っていた。
腰を振るたびに嫌らしい音が、気泡が潰れる音が響く。
「あ……ああっ」
そこには、Kさんの顔と音と、僕しかいなかった。
周りなんて、視えていなかった。
胸にこみあげていたものが、下半身に集まる。
「あ…あああ――っ!」
とうとう僕は、Kさんの口の中で果ててしまった。