1 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2017/04/08(土) 06:21:22.66 ID:dD7WMwCV0
虎ノ門ヒルズを筆頭に近年目覚しい発展を遂げる街、虎ノ門。
この街に今、連日長蛇の列が出来るという評判のベーカリーがある。
その人気ぶりはオフィスビルの7階という立地の悪さを物ともせず、昼過ぎには全商品が売り切れてしまうほどだ。
特に看板商品のカレーパンは、これを買うために他県からも人が押し寄せるという。
筆者も1つ頂いたが、小麦の豊かな風味が感じられる生地とスパイスが効いていながら深みのあるカレーフィリングが絶妙にマッチし、確かに並ぶだけの価値がある美味しさだ。
今回はそんな評判のベーカリー「スリーミリオンベーカリー」のオーナー、森氏にこのカレーパンの製造工程を見せていただけることになった。
森氏と共に厨房にお邪魔すると、パン製造部門のトップである岩村氏(仮名)がカレーパンのためだけに使うという国産小麦「はつしも」を見せていただいた。
「はつしも」は自社農場でしか栽培されていない貴重な品種であるらしく、芳醇な小麦の香りが特徴だという。
さらにこの香りを最大限活かすために種子のまま入荷し、店内で挽いて鮮度の良い小麦粉を作っている、とのことだ。
実際に厨房の奥を覗くと、石臼を使いニタニタと楽しそうに小麦を挽くスタッフを見ることが出来た。
小麦粉が出来上がると、生地製造担当の唐澤洋氏が裸一貫で漏斗をくわえ、そこに岩村氏(仮名)が手際よく小麦粉を流し込んでいく。
唐澤洋氏の体内には「デリュウ種」という天然酵母種が存在し、彼に小麦を流し込めばそのまま腸内で発酵、あの風味豊かな生地が出来上がるのだ。
小麦粉の流し込みが済むと、唐澤洋氏の尻穴にエイナスストッパー10で蓋をし、暗室で生地の発酵を待つ。
「発酵には30分ほどかかりますから、その間にカレーを作りますよ。」
カレーフィリングの素材には、人参やじゃがいもといったオーソドックスな野菜と、10種類のスパイスを独自配合したオリジナルのカレー粉を使う。
それらの素材をトレーにひと通り用意し、カレー製造担当の唐澤貴洋氏が一心不乱に頬張っていく。
ひと通り平らげた後、しばらくすると唐澤貴洋氏の身がプルプルと震え出すので、それを見た岩村氏(仮名)がすかさず彼の尻の前にボールを添えて待機する。