1 - 1/4 2017/02/07(火) 09:57:18.22 ID:t4TBDhcUi
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
貴洋はうんこをしていた。
正確に言うならば寒空の下、東京のど真ん中の某公園でストッキングを頭に被って褌一丁になり、無数のカメラを向けられながら例のダンスをしつつ絶叫脱糞していた。
貴洋の絶叫は恥によるものか、それとも怒りによるものか、それとも誰かへのアピールなのか、周囲を囲む観衆各員にはとんと解らぬことであった。しかしアスファルトに垂れ流されるゲル状の糞尿は間違いなく貴洋の尻穴から流れ出たものである。
何故国家経済の中心たる東京都心に於いてこのような意味不明な愚行が行われているのか。
いやそもそも何故このド無能は路上で脱糞なんぞしているのか。
騒動を聞き付けて来た山岡にはさっぱり理解出来ない。
何かしらの前例が有れば取っ掛かりと成り得るのだが、如何せん事が事だけに前例が無い。
知らぬは一生の恥と言うし、山岡は隣で腹を抱えて爆笑している山本に聞く事にした。
「知らねーよ。」
宜なるかな。山岡はただそう思った。
そんなわけで山本と山岡は脱糞弁護マンの真相を知らないのだが、そんな事は関係ないと言わんばかりに貴洋はとかく必死で脱糞を行っていた。
何故彼は情熱的脱糞をしているのか。
原因は昨日、例の事務所での出来事にある。
一通のローティーン少女の写真付きラブレターが事務所の弁護士宛に届けられた。
簡単にまとめると一目惚れしたから某公園に来てほしいという内容である。
ラブレターを最初に見つけた貴洋は中身を確認すると彼だけのものにすべくウッキウキで懐に仕舞い込んだ。
偽ラブレター事件があったというのにこの喜びようである。彼は経験からも学べない愚者オブ愚者、正しく頭唐澤である訳だ。
そんな性欲の塊こと貴洋であるが格好つけたいという思いは持ち合わせていた。
とはいえ貴洋はファッションについて自信がない。
そこで彼は父洋を頼ることにしたのである。