5 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2017/01/09(月) 17:57:14.49 ID:cNTlGSU20
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Mさんの与えてくれる仕事はどれも割りが良い。Mさんは貰ったお金の殆どを僕にくれた。
医者、政治家、政治家、作家、教師、画家、政治家……僕の客は身なりの綺麗な金持ちばかりになって、その代わり変態も増えた。
僕に官能小説を朗読させながら自慰に耽る男、僕の排泄を見たがる男(もちろん拒否した)、様々だったが、唯一不愉快だったのはKという男だ。
なんでも良家の長男らしいが、醜く太っていて人と目を合わせることができず、よくどもった。僕は自信のない男が大嫌いだ。この卑しい豚はまるでセックスの仕方を知らない。ぎとぎとした手で僕に触り、股ぐらに顔を突っ込んで何時間も舐めている。
Kの間抜け面を蹴り飛ばしたい衝動を堪えるのは苦痛だ。不機嫌なのを隠そうともしないでいたら、豚はマゾヒストなのか、鼻息荒く発情して自分のものを扱き始めた。
粗末な陰茎を踏みつけてやると更に興奮して、ぶるっと震えたあと僕の足の裏をべとべとに汚した。
「……汚い。舐めて」
Kは少し躊躇った。僕だって自分の精液なんか舐めたくないけれど「早くきれいにして」と強く言うと彼は従った。舌のざらつきにゾクゾクする。
全部舐め取られた後は醜い顔を踏んで潰してやった。豚をいじめるのが楽しくなった僕はいつの間にか勃起していた。
このKという男は、のちに僕の一番の上客になる。