3 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2017/01/09(月) 17:53:10.64 ID:cNTlGSU20
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昔近くに住んでたお兄さんは、足が五百円、キスが千円、胸が千円、下が二千円と、こんな具合に値段をつけたので、自分が解体される肉牛になった気分だった。
僕は家の倉庫やその人の部屋で、自分の身体を触らせた。
身体を触る行為に何か楽しいことがあるのかと不思議だったけれど、お金をくれるから僕は抵抗しないでいた。ほんの数十分で僕は誰よりもお金持ちになる。
お兄さんは下のあそこを舐めるのが好きだった。それをしながら自分のも触る。
あの時の僕は当然あんまり勃起もしないし何か出たりすることもなかったんだけれど、神経がびりびりと熱く痺れて気持ちよかったのが一回だけある。
ある日お兄さんは、僕を布団に横たわらせて言った。最後までさせてくれたら一万円あげる。「最後ってどういうこと?」と聞き返したら三万円もくれて、僕は最後とはなんなのかを知った。
そのお兄さんは僕にいたずらをしていたことがバレて父に殴打されて以来、姿を見なくなった。次の春くらいに大学生になり東京へ行ったと噂を聞いた。
あの人とはもう会えないけど僕は、自分の肉体が金になるんだって、覚えた。