講演会 (22)

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1 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2016/11/27(日) 08:10:28 ID:tsENNFhw

 法律事務所Cは多士済々であった。
 Y岡は、小学校の時に拾ったSM雑誌がきっかけとなり、
高校生の時には既に「先生」と呼ばれる緊縛師として知られていた。
その頃は主に同級や上級の女子高生から人妻を対象にしていたが、
女子の少ない東大に入ってからは男も縛るようになっていた。
彼は、亀甲縛りや逆海老縛りなどの伝統的な縛りのほか、オリジナルの
縛り方を編み出して実践していた。
 また、彼は鞭攻めの名手であった。痛みを与える鞭打ちのほか、
大きく音を立てて、マゾヒストに恐怖を植え付けるなど、様々な
テクニックでマゾヒストを翻弄し、性的陶酔に至らせたのであった。

 Y本は、「エロのS平」と呼ばれるほど性的なことは何でも好きで
あったが、特に蝋燭とアナルバイブについては高度の専門性を有して
いた。
台風で停電した日に、灯りとしてつけた蝋燭の妖しく揺らめく炎に
魅了され、蝋を自らの手や足、乳首、陰茎に垂らしてみたことが、
性の目覚めであった。もちろん西洋蝋燭は熱いから、大変な思いを
したのだが、温度の低い和蝋燭があることを知ってから、蝋燭を
どのように垂らせば性的快感を得られるのか、自分の身体を使って
確かめていた。
 とはいえ高校生の頃はそのような趣味を公にしていなかったのだが、
大学に入って、サークルの男たちに精液便所にされてからは、蝋燭責め
が好きなことをカミングアウトし、蝋燭責めを受けた。
 また、精液便所にされる際に、様々なアナルバイブを突っ込まれた
のだが、どのような形状のものが快感を得られるか、やはり自らの
身体を実験台として試行錯誤していた。
 そのような成果をいつか他人にも試してみたい、と彼は思っていた。
彼は典型的な、M性とS性が同居するタイプだったのである。