牢獄少女の囚われの幻想 (17)

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2 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2016/11/25(金) 23:01:20 ID:jB8mK3Pk

食事が終わると、私は決心して彼に頼み事をした。
「今日は、あなたが私を部屋まで送って鍵をしてくださらないかしら」
彼は困ったなあという顔で小太りの男の方を見遣る。小太りの男もまた困ったなあという顔になったがうなずき、許してくれた。
彼との二人きりの帰り道。デートとはとても呼べないけれど幸せなひととき。
部屋まで着く。扉が閉まる。私はベッドに横たわり、彼は手錠の鍵を閉めようとする。
そのとき、私は自分の衝動を抑えきれなかった。
彼の唇を奪ってしまったのだ。唇の感触。彼の口の中に差し入れた私の舌は彼の舌と交わり唾液を交換する。
彼は身をよじり拒否するような素振りを見せる。私は両腕で抱きついて、舌を強く彼の口の中へと入れて唾液を求める。
それでも彼は私から逃れようとするので、手にかかっているまだ鍵の閉まっていない手錠で彼の首を強く締める。
彼の顔はみるみるうちに鬱血し、赤黒くなり次いで青白くなる。
舌先で感じていた彼の舌は動きを止める。私は、彼がすでに呼吸をしていないことに気がついた。
私は彼を殺してしまったのだ。それでも私は冷静だった。これで彼は私のものになったのだ。
私は彼の服を脱がせ全裸にした。そして私自身も全裸になった。まだ温かい彼の体に重なりながら丹念に舐めまわす。
特にその股間を口に含みじっくりと味わう。既に死んでしまっているので反応はしてくれないけれど、口の中で転がし吸い付き楽しむ。
次にどうすればいいかは考えずともわかった。柔らかいままの彼のそれを私は自分の膣に挿入した。
彼の上でゆっくりと腰を振る。すぐに抜けてしまうが、私は一心不乱に振り続け、彼と一体になることを楽しんだ。

扉の外から足音が聞こえてくる。随分長い間戻ってこない彼を心配して小太りの男が見に来たのだろう。
そういえば鍵は開けたままだ。あいつが扉を開ければこの光景を見られてしまう。いやそれでもいい。
私は自分の性器が彼の性器と擦れあう感触を楽しみ続けることにした。
扉の開く音がした。続いて私達の姿を見て驚いた男の声が聞こえた。

            ・・・
「大変だ!父さん大変だ!母さんが、母さんが殺人を!」

バタバタという駆け寄る足音。きっとそれは男の叫び声を聞いて駆けつけた老人のものだろう。
「なんということだ!」
「最近、自分が少女だって思い込むまでに痴呆が進んだから部屋に閉じ込めていたのに……」
「なんでこんなことに」

そんな声を聞きながら、私は下をみる。
そこにはもう死んでしまった彼の男性器と、老婆の女性器とが擦れ合う光景が広がっていた。

(終了)