1 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2016/11/14(月) 20:43:10 ID:b4nQlxJ2
まずはじめに言っておきますがアダルト小説ではありません。趣旨の異なる板に書き込んでしまい申し訳ございません。
人間だれしも「あの時違う選択をしていれば」と思ったことが一度はあるのではないだろうか。ただ、それはどんなに願っても叶うものではないし、願うだけ無駄なものであるというのは明白であった。そのはずだった
あの日以来俺の生活は変わってしまった。
友人、恋人等ができないのはもちろん、純粋に俺と会話してくれる人間はいなくなった。
外を歩く時不特定多数の人間の視線に怯えるようになった。
プレゼントや年賀状が届くようになった
性欲に支配された男たちが家に押し寄せるようになった
俺の名前で爆破予告がされた
日本一有名な個人宅になった
その影響は俺だけではなく家族、親戚にも及んだ
母親は精神病になってしまった
父親は職を失った
弟は友達を絶対に家に呼ばない
親戚の蕎麦屋は繁盛した
数年間に渡り犯した過ちは大きな爪痕を残した
異なる選択肢を選ぶべきだった過去は幾つもある
「クソ…あの時、卒業証書なんてあげなければ…」
もう、何千回、何万回考えたであろうifの世界。
しかし悔やんでもどうしようもないのである。