2 - 名前が出りゅ!出りゅよ! (sage) 2016/10/09(日) 23:50:23 ID:9hX7diEo
簡単な事だ。当職も洋も後の事など関係ない。今の快楽の方が大事なのである。
「洋はこうやって向かい合って抱っこされるの好きだなあ」
「エヘヘ…だってこうしてると唐澤貴洋の顔が良く見えるだろ?」
タネヅケしてる時の唐澤貴洋の顔は可愛いからな!と胸の疼く事を言い出す
バックから、立ちながら、と色々な「ぬぷぬぷ」や「くちゅくちゅ」を試してみたが
洋一番のお気に入りはこの対面座位からの「タネヅケ」らしい
「……」
と、前戯に移ろうとする当職の顔を何やら洋がぼーっと見つめている
「ん?どうかしたの洋?」
「ぅぇ!?あーいやそのなんでもないんだ!なんでもない!」
赤面し手をバタバタと振っていた洋だったが暫くすると
ちら、ちら、と再び当職の顔を覗き見る。正確には…当職の唇を
「ひょっとしてキスしてみたいの?」
「はぁ!?ちげーよ!たまたま漫画で男と女が口くっつけててさ!
何か気持ち良さそうにしてたからちょっと気になってただけだし!?そんだけだし!」
「そうか。じゃあしてみようか」
はぁぁ!?とその後も必死に抗議を続けていた彼だったが
次第にその声と勢いは弱まっていき、モゴモゴと暫くの口を動かすレベルになり
「…いいのか?」
とだけ。最後に小さく漏らしてこちらを泣きそうな顔で見上げてきた
「でもそういう漫画を読んだんだったら、どういう男と女がする事だかは分かるだろ?」
「うん…お互いの事が好きな「コイビト」しかしちゃいけないんだよな」
「当職は洋の事好きだけど」
「じゃあしよう!ちゅーしようぜ!しよう…しようんぷっ…」
ムードもへったくれもあったものではない。かつて初めてを奪ったのと同じ様に