3 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2016/08/18(木) 01:33:08 ID:eN.Jozwc
さて、無事勝利を収めた我々だったが、今度は彼がもうコンビを解消したいと言い出した。
理由を聞くと、「自分はもう十分に稼いだし、解任騒ぎで疲れてしまった。あとはあなた1人でやってくれ」
とのことである。
全く身勝手な話だ。勝ち取った金は折半だったとはいえ、自分1人満足したらそれでいいのか。
当職は直接彼の事務所に抗議しに行った。
彼と話し合いをし、なるべく稼げるようにしなくては。引退は、まだ早すぎる。
気炎を吐いて乗り込んだ当職であったが、彼が見覚えのない男を連れているのを見て少し腰が折られた。しかし、ここまできて黙るはずもない。
「あなたは何を考えているんですか。私と散々仕事をしてきたのに、話し合いもなしに一方的に要求を押し付けるのは身勝手すぎる。」
と当職が言うと、その見覚えのない男が横から入ってきた。
「おっと、そこまでだ。私は「コンビ解消に強い弁護士」です。あなたが論戦を挑もうが裁判で挑もうが、受けて立ちますよ。」
最近妙な弁護士が増えすぎだ。だが、こっちにも手がないわけではない…
「おっと。残念ながら、今回は私の同期の「事前解決に強い弁護士」に頼んで、前もって「コンビ存続に強い弁護士」と話をつけさせていただきましたよ。」
くそっ忌々しい弁護士共め。