3 - 名前が出りゅ!出りゅよ! (sage) 2016/08/17(水) 01:13:43 ID:P1SV1ovQ
二日目 職場
プログラマーは一日中座って画面とにらめっこをするので目と腰をよく痛める。すくなくとも私はそうだ。
「唐揚げ弁当でも食べに行きましょうよ」
同僚からの昼のお誘いも、面倒くささと腰の痛さから断ってしまった。弁当なんて持ってきてないのにどうするつもりなのか。自問自答すらも面倒くさい。
「う〜ん」
座ったまま背を反らせる。ポキポキという心地いい音は耳に入らなかった。
逆に見慣れているが見慣れないそいつは視界に入る。
見下ろしつつニヤリ
驚いて飛び退いたがそいつは飽かずに笑ってジーっと視線を投げつける。
今度は驚きと恐怖を怒りが抑えた。両手で強く押し倒す。
昨日と同じく感触はなかったが手応えはあった。
デブは倒れ、そのまま地面を突き抜けて消えてしまった。
画像を見ていないのに何故突如として出てきたのか。
私は息を荒くしながら同僚の後を追った。