2 - 2 2016/07/29(金) 00:37:25 ID:5dYV/pNE
ゾッとする声色で「起きなさい」と声をかけられ僕は意識を取り戻した。眠っている間にやったのか、例のむき出しの便器の上で、M字に脚を開いた状態で緊縛されている。ぎちぎちに縛られているせいで呼吸がしづらい。両腕は身体の後ろで固められていた。
「おなかはすいていますか?」
「……いえ」
不条理な状況に置かれ食欲なんて湧くはずもない。
「なら好都合です。今日はきみをきれいにしますからね」
からさんは見覚えのある器具を取り出した。その中には白い液体が入っている。
「牛乳です。少しあっためておきました」
僕がこれからどうなるのかは想像するまでもない。浣腸器を充てがわれ生ぬるい牛乳が肛門に入っていく。じわじわと気味の悪い感覚がやってきた。いやですやめてくださいと僕は叫んだが、からさんは微笑を崩さない。
出しては入れられ、出しては入れられ、それを彼に余さず見られているというのはこれ以上ない恥辱だった。いっそのこと狂ってしまいたい。
水分がどんどん失われていく身体は異様に火照り、肛門はひりついて痛い。何も出なくなると今度はバスタブに沈められた。何度も何度も。タオルで軽く体を拭かれたあと、疼痛のする肛門におもちゃをいくつも差し込まれた。苦しくてたまらない筈なのに僕は何度も絶頂した。
体力が完全に奪われ動けなくなった頃、からさんは僕の縄を解いて、代わりに手錠をかけた。そしてスポーツドリンクのペットボトルを僕の横に転がし部屋を出て行った。痺れた身体を懸命に動かし、それをあっという間に胃に流し込む。痛いだけになってもおもちゃは震え続け、僕は絶望的な気持ちになり死ぬことについて考えた。
からさんはそれを敏感に察知したのか、次に部屋にやってきたとき僕にボールギャグをつけた。それに合わせてグロテスクなディルドのついた貞操帯の着用を強要され、強すぎる快楽を得ているにも関わらず射精ができない。気まぐれに股間を蹴り上げられ、内臓がせりあがる気持ち悪さと激痛に、唾液と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら、僕は少しずつ狂っていった。