8 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2016/08/12(金) 11:10:26 ID:apVztZzY
貴洋は,興味を示さなかったのである。
貴洋はが興味を抱いた女性は,いや女子は,ローティーンであったからだ。
洋がそれを知ったのは,貴洋のPC―まさしくそれは,発信者情報開示の起点となるPC―のハードディスクの中身を見たからであった。貴洋が「ネットに強い弁護士」を
自称しながら,大してセキュリティー対策をしていなかったことにも驚かされたが,
ハードディスクの中身―年端も行かぬ少女らがあられもない姿で…―に強烈な
ダメージを受けた。
そこで洋は,15-18歳で,実年齢よりも下に見える少女を探した。黒い力の
妨害を受けたものの,何人かの候補を見つけた。洋は彼女らを貴洋の妻とした。
一夫多妻はおかしい? かつての各国の皇室・王室では,側室は当たり前だった
ではないかと洋は自らを納得させ,少女らには金で納得させた。
そして生まれたのは,全身性唐澤貴洋の子供であった。貴洋は「種付け」を
行ってくれたが,残念なことに岳父や自らの「会計の血」というべきものは
伝えられなかった。貴洋の一身性の能力が,「会計の血」を上回ったのだろうか。
洋に取ることのできる手段は,もうなかった。偉大なる岳父の「会計の血」は
途絶えることになるのだろうか。洋は深い絶望感を味わった。
そしてしばらくたち,洋は失意のうちに没した。
そのころから,会計士の名前に「公」や「高」が増えていった。岳父の願いは,岳父ではない
血で達成されたのであった。