8 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2016/01/28(木) 01:05:20 ID:8Ffg0c6c
そうこうしているうちに、日は傾いて窓からのヒカリは少し赤みがかってきた。
薄オレンジのヒカリを体に受けながら彼は僕を見つめる。僕も彼を見つめる。
彼は何を考えているのだろうか。僕はうんちの意味を求めているが、彼の頭の中にその答えはあるのだろうか。
膠着状態は長く続いた。僕はあれやこれやと考えを巡らすが、堂々巡りになってしまいハッとするような仮説に行き付けない。意識してタイミングを合わせているのだろうか、彼が瞬きする様子が見えない。ただ、カタツムリのカラが僕を指している。