1 - 1/6 (sage) 2016/01/23(土) 15:30:56 ID:8W8z/Ra6
クソアホ無能パッカマンかつ真理の御霊最聖である後輩の様子をちょいと見に寄ったのは、まあ俺の気まぐれである。
仕事のついでで近場まで来た折に、[有]能ハゲ弁護士兼ハルポッポ曹長としては、少々無能パカデブ兼かつての後輩の様子が気になったのだ。
いや、まあ、ここでの《気になった》というのは大した表現ではない。
早朝の出勤時、通りがかった飲み屋のシャッターに引っかけられているゲロに思いを馳せる程度のもんだ。
***
「オラ! いるかクソデブ!」
罵声と共に威勢よく(仕事柄慣れている)法律事務所Xに殴り込んだ俺であったが、向こうも慣れたもの、「はいナリ」などという呑気な返事で俺を応接室にとおし、うなぎパイと茶なんぞ持ってくる。
これに少々張り合いがないと感じたのは事実である。
これがかつてG反田に事務所を構えていたころのボギー1であれば、
『いきなり人をバカにするなナリ! 空の色は何色か! 人は人を愛さなければない!』
……などと聖E様も真っ青なshouldやmust使いまくりの説教くさいセリフをすっとばしてきたのだし、俺はこのクソアホ後輩のそういう反応を楽しむ部分もあった。
さすがに4年近く「無能」「ドルオタパッカマン」「あれはやべーよ」「K弁護士? 脱糞の人でしょ?」などと煽られれば、少々耐性というものもできてくるらしい。
ネットの住民たちに軽く忌々しさを覚えながら、俺は茶をすする。連中、加減というものを知らん。
クソマヌケ後輩に異変が起きたのはそのときであった。
「ナリナリナリナリナリナリナリ……」
対面に座るボギー1が突如としてプルプルと小刻みに震えはじめたのだ。
いったい何事か、と目をこらすと、ボギー1は「ナリ」と2783回は唱えつつぶるんぶるんとその豊かな贅肉を震わせている。
眼前の光景が俄かには信じがたく、メガネを外してシャツのすそで拭く。
だがメガネをもう一度かけると、やはり目の前のTKは「ナリ」と40298回は唱えつつ身を震わせているのだ。
なんだこりゃあ、病気かもしれん、もしくはついに気が変になったか、まあ俺としては全財産を後者に賭けてもいいね。
思いながらも、とりあえず俺は「おおい」とYを大声で呼んだ。
説明の必要があるのか知らんが、Yというのはクソアホ無能の同僚かつ性的にいろいろと歪んでいる男である。
飲み屋で真剣な表情をして「大相撲って性的魅力にあふれてませんか?」などと言われたときは反応に困った。