遺伝子の錯交 (9)

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1 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2016/01/19(火) 15:02:05 ID:ZPNottQ6

父と祖父との間に産まれた当職は母乳代わりに父の精液を飲んでいたという。
出したての精液はまろやかなコクと風味で赤ん坊の頃からその味を覚えている。
そのためか以前歯医者に行った時、当職の歯は精液で出来ていると言われた。
なるほど、道理で今も変わらずその風味が口内に漂うわけだ。
当職の血となり肉となる父の精液。
いつどんな時でも当職と父は一心同体だと思うと感動に身が震える。

そんな当職もすっかり成熟し、今では与える側になっている。
ある日、同僚が労働時間が過ぎているにも関わらず働いているのを見かけた。
先に言っておくが当職の事務所に時間外労働なるものは存在しない。
無論サービス残業も禁止しており、数ある企業の中でも屈指のホワイト企業だと自負している。
当職は忘れ物でもしたのだろうと気にせず自慰に耽っていたが、射精したにも関わらず一向に出てくる気配がない。
流石の当職も不審に思い、声をかけてみた。
「Yくん、そこで何してるナリか?」
びくりと跳ね上がる華奢な肉体。
Yくんは眉目秀麗で仕事もできる、所謂才色兼備を体現したような人物だ。
其れ故何人もの男性を泣かせてきたと言う話を聞くが、真相は定かではない。
「……何でもありません」
少し間を置いて答える。その声は何処か怯えているように聞こえた。
「Yくん、調子が悪いナリか?」
心配してYくんのもとに駆け寄ると
「あ、駄目!」
下半身を露出し、はち切れそうなほどに秘部を勃起させる同僚の姿があった。
その手には当職の下着が握られている。
何も言わず顔を紅潮させるYくん。
その恥じらいを見せる姿に父の面影を重ねる……