5 - 名前が出りゅ!出りゅよ! (sage) 2015/10/15(木) 00:30:10 ID:vDcoa3A6
5.
「たっぷりと水を飲ませた。なら次はどうするか」
決まっているよね、とYは笑う。
「吐かせるんだ」
Yは衣服を脱ぎはじめる。彼の股間は、Kが今まで見たこともないほどに膨張している。
「どうやってやるかわかるかな? わからなくてもいいよ。すぐにわかるから」
全裸のYがKの腹にまたがると、「せーの」と言って一気に腰を落とす。
衝撃。
びしゃびしゃ、という嘔吐の音。
喉が焼けるような感触。
「ああ、綺麗だなあ。本当に綺麗だよ」
Kの腹の上でYがうっとりとした声を出す。
「おげっ、げぼ、がぁぁぁあ……」
「ずいぶん飲んだんだね。やっぱり大食いなだけはあるなあ、ふつうの人なら胃が破裂してたかも」
何分間吐いただろうか。
時間の感覚が崩壊しつつあるのを感じる。
自分はいつからこのような行為を受けているのか?
Yはいつからこのような凶行を企てていたのか?
自分はいつ、解放されるのか?
とりとめもない考えが脳裏を通り過ぎては、泡沫となって消えていく。
「げほっ……けほっ、けほっ……」
「おめでとう。きれいに吐き切れたようだね」
YがKの吐しゃ物を指ですくうと、口に含み微笑む。
「おいしい。すごくおいしいよ、T」
「Y……もう、やめて……死んじゃうナリ……」
「だから、やめないってば。ほら」
ぐいと再びホースが突っ込まれる。
絶望の表情を浮かべたKを見、Yが眉をひそめる。
「そんな顔はやめなよ、きれいな顔が台無しだろう? あと3回、つづけるんだから」
これをあと3回?
体全体が奈落の底へ落ちていくような感覚で、Kは己の口が水で満たされていくのを感じた。