40 - 原因究明 2014/07/24(木) 11:24:30 ID:40tLbcTY
齢三十四にもなる男の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
目的地の九州へ向けて出発したバスの中、当職には凄まじい便意とかつてない尿意が降りかかっていた。
休憩についた海老名SAで、時間を忘れていろんな店で食べ歩いたのが悪かったのか。当職の腹は満たされていたのだ。
その前には、塩で味付けされたポテトも口にした。車内が乾燥してるせいもあってLサイズのコーラもあっという間に空にした。
包装紙からガサゴソと取り出して口いっぱいにほおばったメガマックはたまらなかった。小腹を満たすため、バスに乗る前にマックを買っていた。
そもそも到着するまで寝ようと思っていたのに、隣が若い女性だったために、緊張して寝られなかったということもある。
さらには当職が乗っている長距離バスは4列だ。値段で選んだのは失敗だった。尻は狭いシートで痛んでいた。
だいたい、搭乗する際にみんなから冷ややかな目で見られて嫌な気分にもなっていた。長距離バスの利用は初めてだったのでバス乗り場がわからず大遅刻したためだ。
「自分は弁護士だ、こいつらとは違う。」と自分に言い聞かせたが、その冷ややかな視線は中学時代を思い出させた。
節約も兼ねて長距離バスなんて利用しなければ良かった。坂本事務所から追放されたからと言って、意地になって自立を目指さずに唐澤洋に交通費を出させれば良かった。
当職は諸悪の根源に報復することに決定した。
明日は九州で同期の送別会。