2 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2014/07/05(土) 03:09:25 ID:FZn7O/Lw
こっちに気付いてるのか? そう思ったが、すぐに違うと知る。同時に、具合が悪い訳では無いとも知る。
「お兄ちゃん、好き…! お兄ちゃん…!」
幼い声が、艶やかに濡れている。それも、兄を呼びながら。
男は悪いと思いつつも手をドアノブにかけ、弟の部屋を小さく開いた。途端、木のドアに抑え込まれていた声が一気に聞こえ始めた。今まで聞こえてなかった水音と共に。
「あんっ…気持ちい…お兄ちゃんに、触って欲しいよぉ…!」
弟はベッドの上で靴下のみを履いた姿で寝転がり、自慰に耽っていた。それも、普通の自慰ではない。
兄の写真を腹の上に載せ、左手で乳首を弄り、右手で可愛らしいペニスを一生懸命扱いている。
だが、一番兄の目を惹いたのは尻の奥の小さな蕾から、一本のコードが覗いている事だった。ベッドとドアの位置関係上、こっそり部屋を覗いている兄の位置からは弟の顔も乳首もペニスも異物をくわえ込んでヒクつくアナルも、何もかもがしっかりと見えている。
兄弟だとかも考えられず、欲情を掻き立てられる痴態に、兄は唾を飲み込んだ。
思わず食い入るように見入り、何時の間にかもっと良く見ようと身体が前のめりになる。
…ガタッ。兄の身体とドアがぶつかり、音がした。
「しまっ…」
「あ…お兄、ちゃん? んぁっ、だめぇ!」