4 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2014/05/31(土) 00:26:11 ID:u1n7g/Nw
しばらく親子三人で三連結を楽しんでいると、
もうかなり暗くなった遊歩道の向こうから誰かの人影が近づいてくる。
見慣れたボンデージ姿に白いエプロン。僕の母さんだ。
「あなた、ATSUSHI〜!夕ご飯が出来たから呼びに来たわよー!あら、唐澤貴洋も一緒だったのね。今日は唐澤貴洋の好きなイカ墨パスタよ」
母はいつものように目を細めて、優しく笑った。
(厚子はやさしいナリ・・・当職の好物を覚えていてくれてるナリ。当職が死んだら厚子も悲しむナリ)
(やっぱり死ぬのはやめるナリ。学校でいじめられても家には温かい家族がいるナリ)
僕には僕を愛してくれる家族がいる。帰る場所がある。
人は人を愛さなければない。親の愛に気付かなければならない。
当職への権利侵害をする彼らもいつか気付く日がくるだろう。
俺は君の20年後を見ている。
終