1 - この物語はフィクションです 2014/05/31(土) 00:22:11 ID:cIgPvtsg
下駄箱の中にあったラブレターは洒落た便箋で、女の子特有のかわいい文字で僕への好意が綴られていた。
(体育館の裏に来てください!?行くナリ!!!!!)
告白のときが近づいております。
僕は途中トイレに立ち寄り鏡の前で歪んだネクタイを直し、早足で体育館を目指した。
懸命に高鳴る胸を抑え、平静を装って、体育館の裏へ向かう。
(どんな可愛い子ナリかね?るんるん♪)
「うわ!唐澤貴洋ホントに来やがったwwwwww」
角を曲がると、そこには、いつも僕をいじめる奴らがいた。
彼らは、わざわざネクタイを直して、のこのこやって来た僕を指さし大笑いする。
「お前に告白する女なんているわけねーだろwwwww」
「おい、ネクタイ歪んでねーじゃんwちゃんと歪めとけよ!」
僕は胸ぐらを掴まれ、乱暴にネクタイを歪まされた。
「お前ホント面白いよな(笑)でも死ね(笑)」
そういえばここは男子校だった。