392 - 悲しみにくれる白い空 (sage) 2014/12/28(日) 20:48:41 ID:XSPRn3M6
張り詰めた空気を一条の白い煙が穿つ。
「なあ、そろそろ行こうか」優しい顔で微笑んで、忽ち世界が愛に包まれたような気がした。
当職の生活が一変し深夜に徘徊し始めてから幾日か経った。
全てを失ったあの日から当職の全てが変わった。だがそれと同時に新しいものたちが得られた。
中略
だけどはっきりとわかるのは、それが洋であるということ。
当職だけの誇るべき父親だ。
手を繋ぐ。あの時と変わらない洋の手だ。
みんな洋が大好き、洋もみんなが大好き。