あぼーん (654)

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489 - 風吹けば名無し 2012/05/23(水) 01:50:42.83 ID:dzt9izr2

「バカヤロ−−−−!」控え室に唐澤の罵声が響いた。
それもそのはず、自身が顧問を務める長谷川高校ラグビー部はこの日、相手チームであるなんでも高校Jチームに
334対46、さらに個人情報暴露という大差で敗れ去ったのだった。しかも、チームの主将である亮太は「俺らが負けてもなんとも
思わん、俺は嫌な思いしてないから。つまり部に対しての情など無い」といい、これが唐澤の怒りを勝ってしまうのであった。
「お前らはマングリ返しまでしてくれた千尋君、ナプキンをつけて朝ごはんを作ってくれたお母さん達の心を手ひどく踏みにじったんだ!」
「俺は、他人を省みる優等生よりも、自分語りばっかするお前らのほうが金をふんだくれるから好きだ!でも今日のお前らは最低だ!」
「今自分の個人情報をすべて暴露されて、この短い人生でいったいなにができるっていうんだ!」
「相手もお前らと同じ高校生だろ!チンコみたいな鼻!ミミズみたいな目!糞みたいな顔面!なのにどうして334対46なんて差がつくんだ!」
「お前ら0か!0の人間か!」「お前らそれでも男か!悔しくないのか−−−−!!!!!亮太!健太郎!優一郎!」と叱った。
すると今まで口をつぐんでいた亮太が「悔しいです!!個人情報がばれた時は強がって、ニヤついてごまかしてたけど、今は悔しいです!」と絶叫した。
唐澤はこれからの奮起と戒めのため、部員全員から30万づつ没収し、再戦に向けて今まで以上にチーム一丸となって努力することを誓うのであった。