945 - 風吹けば名無し 2012/03/29(木) 00:31:55.25 ID:JJlNUk+A
「あれ・・・?傍聴者がいる・・・?」
原告席から飛び出した八神が目にしたのは、被告席まで埋めつくさんばかりの傍聴者だった
千切れそうなほどに卒アルが振られ、地鳴りのようにチンフェの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする八神の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「チンフェ、閉会だ、早く行くぞ」声の方に振り返った八神は目を疑った
「す・・・照井さん?」 「なんだ八神、居眠りでもしてたのか?」
「こ・・・浅見コーチ?」 「なんだ八神、かってに浅見さんを引退させやがって」
「篠田さん・・・」 八神は半分パニックになりながら弁護士を見上げた