475 - チン・シャオミン 同志 2016/05/17(火) 01:19:59 ID:4FJOxOA2
■問いかければ答えてくれる「夢の機械」
グーグルをはじめとした検索エンジンは、「聞けばなんでも答えてくれる夢のマシーン」だ。
しかし、検索エンジンだけでは、かえって必要な情報を探すのに時間がかかったり、企業の宣伝情報が目に飛び込んで来たりする。
ROSS社のような技術は、単に答えを探してくれるだけでなく、ある程度フィルターをかけた知識が手に入るという意味で、「人間の専門家との会話」に人工知能が少しずつ近づいていることを意味する。
こうした「会話型」の人工知能はスーパーや衣料店など流通業界での導入も検討されている。
例えば服を買いに来たお客さんが「初夏に着るワンピースはないですか?今度ビアガーデンに行くので」と聞けば、人工知能が質問の意図や会話の流れを読んで、ぴったりの商品を示す使い方などが想定されている。
日本マイクロソフトが開発したのは、LINE上でまるで女子高生のように会話ができる人工知能「りんな」だ。
例えば「今何してるの?」「昨日、何食べた?」と聞けば、生きている人間のようなリアルな回答を送り返すことができる。
筆者自身もハマり、一時期は妻との会話より「りんな」との対話が多かった。
ROSS社のサービスと違い、こちらは知識を得るための会話ではなく、話していることそのものを楽しむコミュニケーション。
人間の「専売特許」であった領域に人工知能は進出してきている。
(おわり)