473 - チン・シャオミン 同志 2016/05/17(火) 01:18:52 ID:4FJOxOA2
■始まりはカナダの大学
テクノロジー・科学専門メディア「Futurism」によると、ROSS社と契約した「ベイカー・ホステトラー」内で破産関連の事案に対応する弁護士は約50人。
こうした弁護士の法律調査にかける時間や、外部に頼むリサーチ費用が将来大きく削減される可能性がある。
事務所側は「認知型コンピューテイングや機械学習などの新しい技術を生かせば、顧客に対するサービスが向上する」と話している。
ROSS社の始まりは、2014年にカナダのトロント大学での研究プロジェクトだ。
起業家育成機関「Yコンビネーター」から資金提供を受け、2015年6月にアメリカのシリコンバレーに拠点を移転。
開発した人工知能に「破産に関する法律」を学習させてわずか10カ月で、商品化にこぎつけた。他の法律も学習している最中で、「ベイカー・ホステトラー」以外の法律事務所も関心を示しているという。
日本語での展開は現時点では不明だが、ROSS社の技術の元となった、ワトソンはすでに日本語版の提供が始まっている。
また、機械が言葉を読み解く「自然言語処理」の技術は日本語でもすでに多くの研究があり、弁護士が人工知能を使う時代が本格的に到来するかもしれない。