159 - それでも動く名無し 2022/08/12(金) 22:31:24.69 ID:BFWbj24B0
日本が戦争に敗れた事を知り、人々は涙を流す者もいれば、「これで窮屈な生活をしなくて済む」と口にする者もいた。その中でお江戸にあった青葉高等女学校の生徒たちは、大崎で兵器製造の仕事を行なっていたが、戦争が終わったと知って1人の生徒は「生命を絶とう」と決意したという。
そんな彼女が働く軍需工場の前にトラックが来て、乗っていた人はビールを配り始めた。戦争が終わり、どこぞの倉庫にあったビールを何樽も運んで振る舞い始め、件の女子生徒もバケツでビールを何杯も飲んだそうであるが、当然彼女も酔っ払って自決するのがアホらしくなってやめたという。その女生徒こそが後に個性的な老け役で映画やテレビで印象を残す初井言榮女史であった。