257 - それでも動く名無し 2022/03/27(日) 01:08:51.74 ID:EK5A5z0B0
これはストーリー
吉田豊とは、実は彼がデビュー当時からの付き合いなんです。当時、俺は菅谷厩舎の助手で、担当馬に乗ってもらったこともあったけど、付き合いはもっぱらプライベートが中心。仲間内で可愛がっていました。
14回目の調教師試験に合格した2004年、豊がリージェントブラフでドバイワールドカップに参戦することに。技術調教師だった俺が「一緒に行きたい!」と言ったら、「わかりました」と快諾。なんと、騎手用のパッケージであるビジネスクラスの便やホテルを俺に全部提供してくれたんです。
初めてパンサラッサに乗ってもらったオクトーバーS(1着)のときも、池田厩務員が担当していた時期。「ふたりは相性がいいんじゃないの?」なんて言っていたら、中山記念も見事に逃げ切ってみせた。調教師と騎手の相性もあるけれど、厩務員と騎手の相性も俺は大事だと思ってます。
だから、ドバイでも迷わず豊を指名しました。18年前にドバイに連れて行ってくれたこと、昔から個人的に仲がいいという背景はありますが、強調しておきたいのは、個人的な関係性から豊を選んだわけではないということ。今のパンサラッサの持ち味を一番引き出せるジョッキーは豊、そう思ったからです。オーナーサイドも、「吉田豊で」と言ってくれました。本当にありがたい。