613 - ゆげ塾 ◆2Vesh.FSeQ (sage) 2020/11/25(水) 07:58:02 ID:mJ1OeNUZ0
国際連盟と国際連合の違いを挙げたのでそれぞれの理由を見ていこう
まず大国に特権があることだ、国際連合の安全保障理事会において
常任理事国は拒否権と呼ばれる特権を持っている。この拒否権は強力で
安全保障理事会において例え他の全ての国が賛成でもたった一ヶ国が拒否権を
発動すれば議決が無効となってしまうのだ、こんなのを認めたら機能不全に陥って
しまうに違いないと思うだろう。しかしこの特権が国際連合を維持しているのだ
国際連盟においても常任理事国はあった、しかし特に特権が与えられていないと言う
違いがある。なので常任理事国は大国の証ではあるが名誉職みたいなものだった
最初の常任理事国はイギリス、フランス、イタリア、日本の四ヶ国。のちにドイツやソ連も加わり合計で6ヶ国が常任理事国を経験したことがある(時期は被らないけど)
ところがその六ヶ国のうち日本とドイツとイタリアは国際連盟を脱退し、ソ連は除名されている。
国際連盟を支えていた大黒柱てき存在の常任理事国の内3分の2が国際連盟を抜けたのだ、これでは国際連盟が維持できるわけがない。
なぜ常任理事国がこうも国際連盟を軽視したのか?それは常任理事国に大した恩恵がなく国際連盟に加盟しようがしまいが嫌な思いをしなかったからだ。
なので国際連合においてはその反省を生かし大国に国際連合を重要視してもらうために
拒否権を与えたのである。