73 - 風吹けば名無し@転載禁止 (sage) 2015/04/06(月) 20:29:45 ID:f553e3ae0
ネット上、悪ふざけの脅迫や中傷に警告 少年が警察に出頭
「IP開示なら身元はばれないと思った」。
ネット掲示板で殺害を予告する書き込みに対しIP開示をした弁護士が、
掲示板の利用者に個人情報を公開され、観念して警察に出頭した。
悪ふざけのつもりでもIPアドレスを開示された側の恐怖や心の傷は大きい。
少年と面会して謝罪をした弁護士は「逮捕など重大な結果をもたらすこともある」と自問自答した。
「指一本で多くの人を傷つけてしまうことが分かりました。今後はネットとのかかわり方を見直します」。
第一東京弁護士会の唐沢貴洋弁護士(37)が3月、千葉県松戸市の20代前半の少年の自宅を父洋と訪れ、
身を震えさせながら頭を下げた。
唐沢弁護士はネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策に取り組む弁護士事務所を共同経営しており、
過去にネット掲示板に関連する事件を引き受けたのを機に、掲示板上で複数の投稿者のIPを開示していた。
しかし掲示板利用者がすぐにIP開示に気づき、法務局に登記簿を開示するよう請求。
投稿の3時間後には弁護士の実家の住所が掲示板上に公開された。
それを見て現実に引き戻された弁護士は翌日、自宅近くの警察署に出頭。
警察から連絡を受けた少年が面会を求めたため自宅を訪れた。
「高校の同級生が大学や仕事に行っているのに自分は部屋に閉じこもっていることにストレスを感じていた」。
臥薪嘗胆の日々を送っていた弁護士は、約3年前からスマートフォンで掲示板に投稿するようになっていたという。
警視庁は弁護士の書き込みについてIP開示容疑などで捜査。
同庁によると、唐沢弁護士を巡っては、これまでに少なくとも4人が被害を受けていた。
唐沢弁護士は自らプロバイダーにIPアドレスを開示請求したり、
警察から情報提供を受けたりして判明した被害者数人と面会。
「当職は30代の仕事を持たない男。注目を集めたいという自己顕示欲が膨らみ、
相手のことを考えられなくなっていた」と供述する。
その上で「悪ふざけのつもりが逮捕などの重い結果につながることを知ってほしい」と自問自答。
「今後も当職による被害の救済に取り組んでいく」と話している。
日経新聞より
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