97 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを (sage) 2015/06/02(火) 21:03:52 ID:z.dHgfCY0
SCP-486 忌むべき広告塔
Object Class:Safe
取扱方
SCP-486との交流はビデオ映像を通じてのみ行われます。人型収容サイトに収容されたSCP-486は常時監視カメラによって実体化している状態を維持し、収容違反時にはカメラを持った職員が脱走したSCP-486を捕獲します。
SCP-486には一日2回の食事が与えられ、SCP-486のコメントについて何か記録をつけ会話に応じる必要があります。SCP-486に与えられる嗜好品は一般的にネット上に出回っているフリーwebゲームのみが許可されています。
暴力的な兆候を示すためあらゆる女性職員はSCP-486との接触を禁じられ、また女性が入った写真・文章やそれを想起させるものも近づけてはいけません。また職員の負担を減らすためストレス閾値を超えた職員は1週間以上SCP-486任務から遠ざけられます。
概要
SCP-486は人間の知性を持った情報ミーム異常を示す実体です。可視ではSCP-486を確認することはできませんが、記録映像を通してSCP-486は年齢不詳の男性の姿を取ります。
多くの場合SCP-486はサングラスをかけた丸刈りの男で身長は150cm程度です。知能テストの結果平均的な5歳児の知性レベルを示しました。SCP-486と関わりのある人間は
未知の理由で膨大なストレスを感じ、長時間の接触は暴力的な行動に発展します。暴力の多くはSCP-486に向けられますが、SCP-486はこの行為による物理的な傷を負いません(精神的なショックを受けている様子は観察されます)
女性がSCP-486に近づいた場合SCP-486は実体化します。この際実体化したSCP-486はその時映像で記録されていた姿を取ります。SCP-486はすぐに「アッアッアッ」という声を挙げながら女性を強姦しようと襲い掛かりますが100%の確率で物理的な抵抗で失敗に終わります。しかしこの後この一部始終の映像が周囲10km以内に存在する全てのテレビ・コンピューターなどの
メディア媒体から中継され一般人の目に映る事件がありました。財団は膨大なリソースをかけて記憶処理を実施し、SCP-486は別サイトへ移送されました。
SCP-486に市販の製品(どんなものでも)与えると、その製品の特性や性能についてSCP-486が評価を行います。この評価は一切の論理性を欠いたものでありますが、SCP-486が「不合格」と見なした商品は50%の確率で売上が悪くなり市販に出回らなくなったという結果が示されました。さらなる継続的な調査を進行中です。
捕獲記録
SCP-486はかつて個人動画サイトで「???」という名前で投稿していた動画投稿者でした。彼の投稿した動画に対する異常なクレームについて財団の興味を引きSCPとして収容しました。
IPアドレスから大阪府貝塚市と特定され住所へとエージェントが派遣されましたが。「不快な気分だけが残った」というコメントを残して収容は失敗に終わりました。
?回目の調査でクリアランス4の???博士が調査に出向いたところSCP-486が実体化し博士に襲い掛かろうとしましたがすぐに無力化され財団の収容下になりました。
この際拡散した記録映像によりSCP-486の存在が広く普及する結果となりました。財団は「投稿者が生活に困窮した挙句自暴自棄になって犯行に及んだ」というカバーストーリーの元SCP-486の異常現象による混乱を防ぎました。