35 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを (sage) 2015/05/29(金) 19:54:58 ID:z.dHgfCY0
SCP-187 イワナ姫
Object Class :Euclid
取扱方
SCP-187-2の全個体は危険生物収容サイトに隔離してください。SCP-187-2を取扱う際は彼らの声を聴かないよう防音対策をしたうえで厳重に管理してください。
SCP-187-2が脱走し、その影響を受けたとみられる人物は記憶処理Aクラスが実施されますが、フェイズ4に達した人物は安楽死処置が施されます。
SCP-187-1の特定は現在実施中ですが有効的な情報は得られておりません。SCP-187-1の収容情報を提供するものは誰でも歓迎します。
説明
SCP-187-2は人間の言葉を話すイワナの大群です。全ての話す言葉は文法的秩序が無く、意味不明な者が多いですが、SCP-187-1に対する恋慕の一貫性という点で共通しています。
SCP-187-2の声を聴いた人間はSCP-187-1に対する興味とSCP187-1を探し出そうする欲求が高まります。SCP-187-2にさらされた時間が長いほどこの力は激しくなり、自分の自制心だけでは耐えられなくなります。
この心理的作用と共に体からトリエチルアミンの体臭を放つようになり、魚のような顔へと変化します。約5時間の曝露でフェイズ4に進みこの時点で影響下の人物はSCP-187-2の個体へと変化します。この状態ではコミュニケーションをとることが不可能です。
SCP-187-2の個体は収容当初200体程度でした。影響に受けた人物を元に戻す試みがとられましたがSCP-187-2がDクラスを洗脳し、エージェントを襲撃しました。この事件により大規模収容違反が起き、完全にすべての個体の収容成功がとられるまで多くの職員や
一般人がSCP-187-2に変異しました。現在その個体群の数がサイト飽和状態になっていることから、脱走事件が起きた際には現在の処理を施すよう取扱方が書き直されました。現在SCP-187-2は????体存在します。
SCP-187-1は実在すると考えられる横浜市に住む若い女性です。本名は[データ削除]ですが、神奈川県及びその周囲100kmの自治体に彼女とみられる人物が存在しないということが分かりました。
しかしネットのいくつかの情報からSCP-187-1は確実に存在することが示唆されています。
SCP-187-1の声はSCP-187-2の作用を無力化し、ただのイワナに戻す効果を持っていると考えられます。この情報はSCP-187-2及びSCP-???による示唆の一致です。
補遺A
SCP-187-1は我々財団の手から逃れようと居場所を転々と変えていく。これでは拉致が開かない。もはやSCP-187-2の数は我々サイトだけでは管理できない。
まだイワナを1匹の命も奪っていないが、もはやタイムリミットは迫っている。
AMR博士