253 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを 2016/01/09(土) 16:09:17 ID:TNF5uGtE0
SCP-076:半人半神半鳥の戦士
OC:Keter
取扱方:
SCP-076-1は砂漠に囲まれたエリア-■■■■の武装された収容セルに収容されます。非常時に備えセル内は常に温度50K以下に冷却しセル内には油圧式???????CIWと強力冷却脱水乾燥装置を設置します。
SCP-076-2はエリア-43044の収容ユニットに収容されます。また現在は施設内を出歩くことが許されおり、また機動部隊Ω-2783(パカドラの箱)のリーダーとして活動することが認められています。
SCP-076-2は精神があまり安定しておらず、刺激を与える、怒らせるようなことは決してしてはいけません。また、SCP-40298,SCP-3000000やそれに類するSCPの話題や情報を彼が見たり聞いたり、ましてそのものに接触するようなことは全力で阻止せねばなりません。
首に装置を取り付けそれは刺激や命令によって即座に爆発し、首の主要な血管、気管、脊髄を完全に破壊することでSCP-076-2を処分します。追跡装置も同じくSCP-076-2の身体に装着されます。これは命令以外の不要な殺害行為を抑制し、組織施設への危害を防ぐためのものです。
概要:
SCP-076は2つの構成要素から成り立ちます。立方体の石(SCP-076-1)と実体を伴った人型(SCP-076-2)です。
SCP-076-1は3m立法の黒い変成岩です。SCP-076-1の表面全てにどの既知の文明とも一致しない模様が深く刻まれています。放射性同位元素分析によりおよそ10000年前の物と判明しています。その耐久性はとても高く、核兵器にも耐える可能性があります。一面だけ厚さ0.5mほどの扉がついており、幅0.5mの鍵で施錠されていて、20個の小さな錠前が周りを円を描くように付けられています。解錠するための鍵は見つかっておらず、扉は1度閉まると二度と開かないよう作られています。
内部は幅3m*3mの水で満たされた延々とまっすぐ続いた水路になっておりその長さは音波調査の結果少なくとも40298kmは存在すると思われます。温度は93Kで、内部、外部から中の温度を変えることはできません。その温度に関わらず内部の水が凍ることがありません。
SCP-076-2は全長1.96mの全身羽毛で覆われ、ダチョウのような頭部や脚部を持った知能のある人型物体です。頭部の大きさや脚部の太さは一般的な人間と同じほどです。彼は恐らく男性であり、自身を「アツシ」と名乗ります。
目は灰色で、羽毛の下や覆われていない部分の肌はオリーブ色。体重81.65kgです。羽毛の模様は不可解で魔術的な(大部分は嫌らしい目つきで睨む悪魔のような顔の形)もので、また皮膚部分にも同様に刺繍が彫られています。SCP-076-1内部の出口付近で沈んでいる間は生物学的に死んでいます。
しかし、SCP-076-2は時折目を覚まし、人間が生きるのに必要な機能を完全に"蘇生"させます。その後SCP-076-1から出ようとします。外に出ると催眠状態に入り、他の生命全て無視し一番近くの人間を探し始めます。生きている人間に接触するとSCP-076-2は興奮状態になり、出会う人間全てを殺し始めます。この興奮状態を鎮める方法はSCP-076-2の死、又は後述の方法しかありません。
SCP-076-2は我々と大きく異なる精神を持っているか、完全に狂気の内にあり、我々は少しの共感や理解も持てません。性、愛や平等といった観念は、それらへの捉え方を見る限り、SCP-076-2から完全に失われた考えのようです。彼は性に無関心で、見た目の違いなしではほとんど性別を識別できません。また、彼は殺害行為を大変に楽しんでいることを認めていますが、苦痛(精神的、または肉体的な)を引き起こすことには魅力を感じていません。端的に言えば、完全な社会病質者です。
知能テストをSCP-076-2にさせるとでたらめで不正確となり、未だ正確な結果は得られていません。これは、対象の異質な思考回路によるものと考えられています。しかしながらSCP-076-2は、人体解剖学(非常に暴力的な文脈であるが)、野戦における戦術、生物学、そして奇妙なほど詳しい古今東西における法律や会計ついての膨大な知識を持っています。対象は英語を含む様々な言語を知っていますが、最も注目すべきは古代カラン語のいくつかの方言についての知識であり、対象にとって好ましい言語であると考えられます。
SCP-076は人類を尽く軽視しています。ひとつの例外を除いて――対象は、自分が優れていると認めた者に慎重な敬意を抱くようです。これにより、我々はSCP-076-2をある程度制御することが可能になりました。(Ω-2783プロジェクトも参照。)
しかし、依然として精神は不安定なので刺激を与えるようなことをしてはなりません。