SCP路線保管庫 (298)

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25 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを (sage) 2015/05/29(金) 19:51:21 ID:z.dHgfCY0

SCP-1111 硬貨
Object Class : Euclid

取扱方
回収された全てのSCP-1111は現地にて不透明の容器に収容された後、サイト-27の4階にある標準収容ロッカーに保管されます。
SCP-1111の回収に携わったDクラス職員は死亡するまでの隔離が必要です。

概要
SCP-1111は日本の10円硬貨です。現在財団は24枚の回収に成功しています。
これらの製造年はばらばらで、現時点では昭和����年から��������年(未知の年号)までに製造されたものが確認されています。
SCP-1111の表面には東京に位置する2015年まで実在していた特定の弁護士事務所を宣伝する、固定された文章が記述されたシール(以下、SCP-1111-Aと表記)が貼り付けけられています。SCP-1111-Aは一般的な瞬間接着剤を用いて貼り付けられたもので、物理的な手段を用いることによって除去することが出きます。

SCP-1111を目視した人物は24時間後から720時間後までの、ランダムな時間を置いたあと溺死します。
これはシールが貼られていない面を目視した場合、SCP-1111-AがSCP-1111より完全に除去された場合でも同様です。
SCP-1111によって溺死した人物には多くの場合泥のようなもの、一部の事例では落ち葉などの無生物、またごく稀な事例では貝類や藻類のような水生生物が付着しています。これらの出所は不明です。
SCP-1111を被写体とした写真や映像で、これらの事故が発生することはありません。

最初に確認されたSCP-1111(以下、SCP-1111-1と表記)は20����年、神奈川県����市のアパート内で回収されたものです。
この地域一帯ではSCP-1111-1の目視を起因としている可能性が高い原因不明の溺死事件が複数件確認されました。

SCP-1111-2は愛媛県����町にある自動販売機より回収されました。
SCP-1111-2に関連する事件の確認はされていません。

SCP-1111-3,4,9,12,13,16,18,20,24は財団による銀行の調査により回収されたものです。
SCP-1111-5,6,7,14,15,22,23は財団による自動販売機に投入された硬貨の調査より回収されました。
SCP-1111-8,10,11,17,21はSCPによる事故の発生により発見されたものです。
SCP-1111-19の出所は不明です。もし情報をお持ちの方がいらっしゃれば主任研究員の����������までお知らせください。

財団はSCP-1111の収容のため各地で定期的な検査を行っています。

補遺-A:
SCP-1111を被写体とした写真を閲覧した研究員、��������������がSCP-1111を起因とする可能性が高い溺死を引き起こしました。
この研究員は最後にSCP-1111の写真を閲覧してから35063時間が経過しています。
財団はこの事例について詳細な調査を行っています。

補遺-B:
20����年��月��日、〈補遺-A〉と同様の事例が確認されました。
財団内、財団外のものに関わらずSCP-1111に関する全ての視覚的媒体は破棄される必要があります。