235 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを 2016/01/09(土) 15:31:24 ID:TNF5uGtE0
SCP-068 燃料投下男
Object Class：Euclid
SCP-068 http://i1.mirror.co.uk/incoming/article6572318.ece/ALTERNATES//s458b/Japanese-Streamer-House-Fire.png
取扱方：SCP-068に与えられる物品は厳重に審査を行い火災の原因となる物は全て却下されます。SCP-068の収容部屋は極力火の原因となるものを設置しないでください。
火災が起こった場合は消火活動を行う前にSCP-068を拘束し彼に何らかの行動を起こさないでください。「たとえSCP-068に引火した状態」であってもです。SCP-068の生活能力によって1週間ごとに部屋内での火災発生確率が20パーセント上昇します。
4日に1回はDクラスによる収容室の清掃が行われます。SCP-068とSCP-1212(参照)のクロステストは絶対に行ってはいけません。
概要：SCP-068は愛媛県???市に住んでいた40歳の???? ????という男性です。SCP-068は意図しない方法で火災を発生させ、それを悪化させる影響を持ちます。SCP-068自身は火事に気付いて消火活動を行いますが却って火の勢いを増大させる結果となり放置すると大規模な火事へと発展します。
火の勢いは物理的・化学的にに考えられる最大速度で強くなります。またSCP-068は自身の発生させた火に対して耐性を持ちます。
実験記録：
04/10/2015：標準的な職員用居住アパート1棟を用いてSCP-068が起こす火災の影響を調べるため火災・防災実験を行った。
建物は2階だてのアパートで１階ごとに６部屋存在する。SCP-068は106号室に移動させ、彼に火災の発生とその消火活動を行うように命令した。
①発火源 タバコ(異常性が確認されなかったSCP-1302-2 １ダース 参照) 標準的なオイル
②消火道具 一般的な消火器 消火装置
時系列に結果を記述する
0：05 SCP-068は着火した火に気付く 0：12 火種をより本や衣服が散乱した場所へ移動させる 0：33 [削除済]から段ボールを取りだし火種に与える 1：26 SCP-068はペットボトルに水道から水に入れようとするが未知の原因によってPET内の液体はジエチルエーテルへと変化する
2：47 火の勢いは強く106号室は完全に破壊される、SCP-068は隣の105号室に避難する 5：14 1階部分は完全に火に包まれる、SCP-068は消火器と見つけるが内部の水酸化ナトリウムが変化しナトリウムの単体へと変換される
6：11 橙色の火によって動揺したSCP-068は消火器のホースを見つける 8：15～9：50 この部分はカメラが破壊されたため記録されていないが、大爆発によって建物全てが完全に破壊され周囲にも被害が及ぶ。爆発はTNT火薬5トン分に及ぶと算出された。
10分後武装部隊-K5「ピットクルー」が派遣され火災現場が完全に無力化しました。焼け跡から気絶しているSCP-068を回収しましたが、SCP-068は二階から吹き飛ばされたことによるねんざ以外の怪我を負っていませんでした
SCP-068を用いた実験記録はわずか１０分で取り返しのつかない事故に発展することを示唆しています。日頃の収容段階でも既に150回以上の小火騒ぎを起こしています。これは月に１０回ペースであり、それに対する収容費用の圧迫は無視できないものです。
SCP-068自体を完全に収容することは可能でしょう。しかしこの程度の危険性ではKeterクラス専用の収容サイトを作るわけにはいきません。サイトに設置されている重要施設に放火されないためには逆に核兵器が設置されていない収容サイトに移動することが適当なのかもしれません。-サイト管理官 照井 博士
回収記録
SCP-068は動画サイトで動画配信中に火災を発生させ、わずか５分で住宅一棟が焼失した事件においてその異常な速度の火災が財団の注目を引き財団によって回収されました。一般市民には動画配信者の不始末としてもっともらしいカバーストーリーが流布されました。
SCP-068の知的レベルが低く２０年以上無職だったという過去、「彼ならやりかねない」という視聴者の感情を引き出せたのは不幸中の幸いといえるかもしれません。どうして４０年間SCP-068の能力が明るみに出なかったのかは不明です。
